本ブログでは、40代・50代のMRで早期退職を検討している方に向けて、早期退職後の3つキャリア事例と、後悔しないための事前準備について解説します。
本記事はYouTube動画でもご紹介していますので、動画視聴はこちらから↓
MRの早期退職後のキャリア事例3選
「退職金がもらえるうちに辞めた方が得かも…」
そう考えている方も多いのではないでしょうか?

40〜50代の転職は、若い世代と比べて難易度が高くなります。
また、安易な決断は後悔につながるリスクもあります。
結論からお伝えすると、早期退職後のキャリアパターンは次の3つです。
確かに、早期退職はまとまった退職金を得られるチャンスです。
しかし「その後の人生設計」まで含めて考えないと、後悔につながる可能性も。
だからこそ必要なのは、「正しい情報」と「事前の準備」です。
それぞれの選択肢について、詳しく解説していきます!
パターン① 別会社でMRを続ける
「これまでの経験を活かして、安定した収入を得たい」
そんな方にとって、他の製薬メーカーやCSOへの転職は王道の選択肢です。

特に45歳を過ぎると、新規求人が減少します。
メーカーMRの求人となると倍率も跳ね上がり、現実的には厳しくなってきます。
結果的に、「MRを続けたい」人には、CSOのコントラクトMRが有力な選択肢になります。
しかし、案件が出るまで“待機期間”が発生するケースもあり、すぐに働けるとは限りません。
それでも、「社会保険や福利厚生が整っている」「MRという職種に安心感がある」
という理由から、“安全な橋渡し”としてCSOを選ぶ人は増えています。
パターン② 医療業界内でキャリアチェンジ
「医療には関わりたいけど、MR以外の働き方に興味がある」
そんな方は、医療業界内でのキャリアチェンジという選択肢がおすすめ。
MR時代に築いた人脈から、リファラル採用へつながるケースもあります。
こういったリファラル採用では、年齢を問わず評価されやすく、年収も高めとなることが多いです。
他には、PMS(製造販売後調査)や、医療機器営業への転職も候補のひとつです。
これらの職種は、MRとしての調整力や業界理解が活かされやすい領域です。
薬剤師資格を持っている方であれば、現場復帰して安定したキャリアを築く選択も可能です。
パターン③ 医療業界外へ転職・独立
「これまでとまったく違う道を歩んでみたい」
そんなチャレンジ精神を持った方も、一定数いらっしゃいます。
たとえば、早期退職後に地元に戻り、農業を始めた方や、タクシー運転手として地域に貢献している元MRの方も。
中には、MRを副業として、資産形成しながら自由な働き方を追求する人もいます。

会社員としての安心感と、自分らしい生き方を両立させるこのスタンスは、「自分の人生をデザインする力」を持った人にぴったりです。
後悔しないために必要な2つの準備
早期退職をで後悔しないためには、“辞めてから考える”のではなく、“辞める前に考える”ことが重要です。
準備① 自分がどんな人生を送りたいのかを言語化しておく
「退職したら考えよう」では、判断力も行動力も鈍ります。
退職後は時間的な余裕はできるものの、焦りや不安に飲まれ、冷静な判断ができなくなるからです。
やりたいことや、大切にしたい価値観は何かをきちんと言語化しておきましょう。
その上で「現職を続ける」という選択ももちろん正解です。

「なんとなく続ける」と「覚悟を持って続ける」では、得られる未来が大きく異なります!
準備② 家族としっかり話し合う
転職や退職は、本人だけの問題ではありません。
とくに50代ともなれば、家族の生活・教育費・介護・老後資金といった現実がついてきます。
- 転勤は受け入れられるか?
- 年収が減ったら、どのくらいの生活水準になるか?
- 子どもの進学や住宅ローンに影響はあるか?
こうした具体的な話を、退職前にパートナーや家族と“数字で”共有することが重要です。
50代MRの転職のポイント
50代で未経験の職種に転職するのは、現実的には非常に難しいです。
「CROに行きたい」「医療機器メーカーならいけるのでは?」
そう思っている方も多いですが、実務経験がないと書類すら通らないのが実態です。
一方で、MRとしてのキャリアをどう活かすかという視点を持てば、50代でも転職は可能です!
医療業界内の異業種、CSO、リファラルなど、選択肢は確実にあります。
重要なのは、「これまでの経験を、どう別の形で活かすか」を起点に考えることです。
今後も早期退職の流れは続くと予想されています。

今回紹介したキャリアパターンの中で、具体的な選択肢としてこちらの記事でも紹介しています。
詳しく知りたい人はご覧ください。
まとめ:早期退職をチャンスに変えるために
40〜50代MRの早期退職後のキャリアの選択肢として、以下の3つを紹介しました。
- MRとしてキャリアを継続するか?
- 医療業界で新たなポジションに挑むか?
- 自分らしい働き方をゼロから築いていくか?
早期退職が続く今の製薬業界では、誰にとっても他人事ではありません。
大切なのは「いつ何が起きても、自分の人生を自分で選べる状態をつくっておくこと」です。
ぜひご自身のキャリアを見直すきっかけになれば幸いです!
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