現在、現役のコントラクトMRをやってます。
こんな人のために、大手CSOの比較をしていきます。
メーカーMRからコントラクトMRになろうと思ったので、転職面接でいくつかCSOを受けました。
だから、業界全体の情報も少しは把握しています。
メーカーMR→コントラクトに移った目線から
今後のMRは、業界の流れ的に、コントラクトで成り立つよな?って思ってます。
仕事内容は変わらないし、製薬企業側から見て採用単価が安いからです。
こういうイメージは恐らく昔のイメージで、現在は主体的にCSOに転職する人も見られます。
CSOのメリットで挙げたのですが、
・勤務地を叶えたい
→CSOは勤務地を叶えやすい
・希望の領域の会社で働ける可能性が高い
→MRとして経験を積める
・他にやりたいことがあって、セーフティネットを張りたい
→1歩引いた目線で働ける
こういった方は希望するケースが多いです。
では、大手CSOの比較をしていきます。
CSOへの転職に興味がある方が気になる情報は、
「待遇(年収や福利厚生)」
「プロジェクト案件の豊富さ」
以上の2つですので、主にこの2つの情報を話します。
・メーカーMR→CSOへの転職を考えている方
・MR未経験(営業経験あり)
→CSOへの転職を考えている方
CSOの業界を中心に転職活動を行った
現役コントラクトMRが書いた記事
Contents
CSOの企業一覧
CSO(Contract Sales Organization)の有名企業は、だいたいこんな感じです。
・IQVIA
・アポプラスステーション
・サイネオス・ヘルス・コマーシャル
・シミック・アッシュフィールド
・エムスリーマーケティング
・EPフォース
ここに上げた企業以外にも多くのCSOがあります。
(コアヒューマン、アクセライズとか)
そして、タイトルにも上げたのですが
大手は、ほとんど大差なし。
年収や福利厚生、プロジェクトが豊富かどうか、に若干の差はあります。
しかし、他社比較してみても、何かが秀でていて、何かが劣る印象です。
では、僕が知っている範囲でまとめてみました。
年収や福利厚生
未経験からCSOに入ると、だいたいが400~450万円から始まります。
メーカーMRからCSOに入ると、20代であれば維持、若干下がるくらいです。
30代以上で年収1000万円貰っている人が入社すると、手取りで100~200万円は下がります。
30代以上のMRの方で、あえてCSOに来る方がいますが、周りを見ると
・結婚により、勤務地を変えたい
(メーカー在籍のままでは、勤務地叶わずの場合とか)
・領域経験を積みたい(割と賢い)
・契約期間だけ腰を据えたい(こちらも割と賢い)
こういった方が多いです。
では、年収の話をすると、僕は総手取りで50万円くらい下がりました。
いくつか受けて入社条件を見たことがあるのですが、大手6社の総手取り年収は、ほぼほぼ変わりません。
(IQVIAだけ、年収が高い印象です)
例えば、家賃手当がある会社は額面年収が安く設定されており、家賃手当がない会社は額面年収が高く設定されている場合が多いです。
家賃手当ありの会社
→アポプラス、シミック、エムスリーマーケティング、EPフォース
家賃手当が額面年収に組み込まれている会社
→サイネオス、IQVIA
年収よりも自己満足
最近行った2つのツイートです。
メーカーからCSOに移ったのですが、最初CSOに移る時は年収が下がることに抵抗があり過ぎて、おびえていました。
しかし、僕は年収が下がること以上に
「勤務地を叶えたい(東京行きてえ)」
+
「仕事以外にも
自分の好きなことしてえ(環境変えてえ)」
という希望があり、結果環境を変えられたので、満足感は得られています。
結局、お金よりも自分の優先順位。
恐らく、無駄なことをしなければお金は貯まる。
プロジェクトが豊富な会社は?
プロジェクトの数を比較しても、そんなに大差ありません。
ただ、CSOは各企業でプロジェクト案件が違い、各社内資に強い、外資に強い、などの特徴を持っています。
IQVIAがCSO業界では最大手になるので、プロジェクトが一番多いのかな?と思うかもしれませんが、そこもさほど変わらないと感じています。
プロジェクトの数に多少のさはあるとは思いますが、理論的に言えば、プロジェクト案件が豊富な会社は派遣先より信頼をもらっていると言えます。
CSOはクライアント(派遣先)に信頼を貰ってなんぼの業界なので、
プロジェクト案件が豊富=クライアントから信頼されているということになります。
そして、転籍を考えているのであれば、CSO各社の転籍に対するスタンスも把握しておくべきです。
優秀な人材はCSO(派遣元)の方でも、在籍してもらいたいので、転籍に消極的、いわゆる社員のキャリアを応援してくれる会社なのかを知っておくべきです。
○参考:コントラクトMRのうまい転籍方法を論理的に考えてみた【実現する人もいる】
そして、各社CSO事業に対する姿勢にも特徴があり、CSO事業を伸ばしたいと考えている会社が
・シミック・アッシュフィールド
・サイネオス・ヘルス・コマーシャル
個人的には、上記2社だと考えています。
上記2社はキャリアを支援してくれると思います。
実は、昔より狭き門
MR業界が厳しい状態になっているからか、MRを経験していても、CSOに転職するのも昔よりは狭き門になっています。
と僕は考えていたのですが、そんなこともなさそうで、人をしっかりと選んでいるようですね。
しかも、採用はクライアントの案件にも依存しますので、転職するタイミングや、転職を決断する時間は短いです。
動きつつ考えるのがオススメです。
コントラクトMRの今後のキャリア
コントラクトMRの今後のキャリアについてですが、大きくは3つ。
・プロダクトマネージャー
・メーカーへの転籍
・本社スタッフ勤務(採用担当、その他部門など)
以上の2つです。
プロダクトマネージャーになれば、だいたい年収1000万円は突破します。
30代後半でプロダクトマネージャーをやられている若い方も多いので、割とおいしいポジションじゃね?と思ったり。
また、メーカーへの転籍が叶えば、CSOに転籍目的で入社する方は願ったり叶ったりですよね。
転職後の人生を正解にする
恐らく、この記事に辿りついた人は、CSO業界に転職して後悔しないか、失敗しないか、などというのも当てはまると思います。
しかし、転職には「転職後の人生を正解にする」ほかありません。
何かしら希望条件が叶わないことがあると思いますが、自分の優先順位をはっきりと決めてから望みましょう。
転職しようかな?で迷ったら、「最速の行動」が正解だったりします。
まとめ
では、まとめます。
結論は変わらず、大手はほとんど大差なし。
「待遇(年収や福利厚生)」や「プロジェクト案件の数」に少しの違いはあるものの、仕事内容はMRと全く一緒です。
だから、強いて言うならレベルですが
→アポプラス、シミック、EPフォース、エムスリー
→サイネオス、シミック
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