アプリケーションスペシャリストとは?仕事内容のリアルと年収を聞いてみた!

今回は、医療機器メーカーで働いた経験を持つ「臨転堂さん」にインタビューしました。
テーマは、アプリケーションスペシャリストの仕事内容とリアルです。

にしま
にしま
「横文字の職種でよく分からない…」
「営業?技術?どっち寄り?」
「年収はどれくらい?」
このあたりを、経験者の言葉で解像度高くまとめました。

本記事はYouTube動画でもご紹介しています⇩

 

こんな方におすすめ

  • アプリケーションスペシャリストが何をする仕事か、まず全体像を掴みたい人
  • 医療機器メーカーの「フィールド職(現場側)」で働くイメージを持ちたい人
  • 在宅・フレックスなど、働き方の自由度がある職種を探している人
  • 医療職(検査技師など)から民間へ転職する選択肢を比較したい人
  • 年収の目安や、キャリアの広がり(社内異動/転職)を知りたい人

自己紹介

にしま
にしま
まず自己紹介をお願いします。

初めまして、臨転堂と申します。
もともとは臨床検査技師として、奈良県の総合病院で働いていました。

その後、複数の職種を経験しています。
CRC(治験コーディネーター)、医療機器メーカー、バイオベンチャーなどです。

現在は検査試薬メーカーで技術職として働きつつ、
臨床検査技師向けの情報発信メディア「臨転堂」も運営しています。

にしま
にしま
検査→治験→メーカー…と、医療の流れを横断しているのが強みですね。
今日は「アプリケーションスペシャリスト」を深掘りします。

アプリケーションスペシャリストとは?

にしま
にしま
まず基礎からいきます。
アプリケーションスペシャリストって、何をする職種ですか?

一言でいうと、メーカー側のソフトウェア・データ面の技術サポートです。
会社によって呼び方が色々あります。

たとえば「フィールドサイエンティスト」「クリニカルスペシャリスト」など、
近いニュアンスで呼ばれることもあります。
ただ、呼び方が違っても、基本の役割は大きく変わらないと思います。

現場を支える3つの役割(営業・エンジニア・アプリ)

にしま
にしま
現場のサポートって、どう分担されるんですか?

メーカーのフィールド部門は、ざっくり3本柱で回ることが多いです。

営業:顧客窓口。契約や金額、導入の調整など
エンジニア:装置の修理やメンテ。ハード面を担当
アプリケーション:装置の使い方、ソフト設定、データ面の支援

アプリケーションスペシャリストは、技術職ではあります。
ただ「現場の運用を良くする」という意味では、営業とも近いところがあります。

最近は「営業同行」も増えている

にしま
にしま
技術職なのに営業同行が増えている、という話もありましたね。

そうですね。最近は、営業と一緒に提案に入る会社も増えています。
理由はシンプルで、アプリケーションスペシャリストは自社製品の理解が深いからです。

お客様の疑問や悩みに対して、営業より踏み込んだ回答ができます。
結果として「提案の勝率を上げる役割」も担うようになっています。

アプリケーションスペシャリストの働き方は?

にしま
にしま
アプリケーションスペシャリストは、どんな環境で働くことが多いですか?

医療機器メーカーが多いと思います。
検査試薬メーカーも含まれます。

僕の場合、検査機器と検査試薬などを中心に扱ってきました。
訪問先は病院の検査室、検査センターなどです。

アプリケーションの強みは、
「製品の仕様」「現場の運用」「データの取り方」を一体で理解する点です。

この理解が深くなるほど、社内での信用も上がります。
さらに転職市場でも「即戦力」として評価されやすくなります。
ここは、キャリア上の大きなメリットだと思います。

1日の流れ

にしま
にしま
1日の動き方を具体的に教えてください。
「訪問の仕事」というイメージはあります。

午前中は、メール対応や報告書作成などの内勤が中心です。
ここは在宅でもできる業務が多いです。

そして午後から、営業と同行して施設に入ったり、単独で訪問したりします。
施設からの要望に答える、という形で動くことが多いですね。

まとめるとこんな感じです。

・午前:内勤(メール、資料、報告、準備)
・午後:訪問(問い合わせ対応、運用提案、設定確認など)

データ取りは夕方スタートで遅くなることも

にしま
にしま
現場での作業で、具体的な例はありますか?

例として「試薬検討」があります。
資料などに新しい項目を載せる時などに、現場でデータを取る仕事です。

施設の装置を借りて、デモ用の試薬を持ち込みます。
アプリケーションスペシャリストが操作し、データを取得します。

この作業は、施設のルーチンが終わった後に始まることもあります。
16時〜17時に開始して、2〜3時間かけてデータ取りをする、
結果として、20時頃まで施設にいる日もあり得ます。

「在宅で働ける=常に楽」というより、
現場の都合に合わせる仕事だと理解しておくとギャップが減ります。

アプリケーションスペシャリストは出張はある?

にしま
にしま
出張はどれくらい発生しますか?
アプリの人数が少ないと、広く担当しそうです。

出張はかなりある方だと思います。
特に、会社規模が小さいほど出張ベースになりやすいです。

営業と比べると、アプリケーションは人数が少ないことが多いです。
大手だと全国に拠点があり、各拠点に配置されます。
その場合は、西日本担当・東日本担当などである程度まとまります。

一方で小規模だと、東京・大阪の2拠点で全国をカバーすることもあります。
そうなると、出張の頻度や移動距離が伸びやすいです。

業務中の服装は?

にしま
にしま
現場に行くときの服装はどんな感じですか?

基本はスーツです。
現場で作業する時は白衣を着ることもあります。
企業によってはユニフォームが支給されることもあります。

技術職ですが、対人の仕事です。
「見た目が整っている=安心感」につながりやすい面があります。
ここは営業と共通する価値観があると思います。

転職のきっかけ

にしま
にしま
アプリケーションスペシャリストを目指した理由、動機を教えてください。

医療業界を上流から下流まで知りたい、という思いがありました。
検査技師の時は、検査のことは分かる。
でも、それ以外の流れが見えにくいと感じていました。

CRCを経験して、病院全体の流れは分かるようになりました。
次に気になったのが「検査室で使うものが、どうやって届くのか」です。

そこでメーカー側に行く機会があり、転職しました。
変なこだわりかもしれませんが、全部知りたい気持ちが強かったです。

にしま
にしま
この動機は、職務経歴書でも強みになりますね。
「なぜその職種か」が説明できる人は強いです。

アプリケーションスペシャリストの魅力

にしま
にしま
アプリケーションスペシャリストの魅力を教えてください。

魅力①:困りごとを解決し、満足度を上げられる達成感

アプリケーションスペシャリストは、お客様のサポートが主な仕事です。
現場で困っていることや、運用が上手くいかない相談を受けます。

そこで提案をして、状況が改善すると、達成感があります。
「この人が来てくれて助かった」と思ってもらえる瞬間がある。
それが一番のやりがいだと思います。

にしま
にしま
どんな「困りごと」を扱うことが多いですか?

イメージしやすいように、相談の種類を分けると次の通りです。

・使い方が分からない(設定、操作、手順)
・データの見方が分からない(結果の出し方、エラーの切り分け)
・運用が回らない(現場に合ったフローの提案)
・新しい項目を追加したい(試薬検討、検証、データ取り)

「修理」は基本エンジニアの領域ですが、
修理に至る前の切り分け相談はアプリが受けることもあります。
会社の分担次第で線引きは変わるので、求人票で確認が必要です。

魅力②:在宅・フレックスで柔軟に働ける

にしま
にしま
働きやすさの面はどうですか?

在宅勤務やテレワークができる会社があります。
フレックスが使える会社もあります。
午前は家で内勤をして、午後から施設へ直行する働き方もできます。

また、移動が多いので社用車を貸してくれる会社もあります。
電車移動より楽になるケースはありますね。

ただ、働きやすさは「制度がある」だけでは決まりません。
現場の都合で夕方から作業が入ることもあります。
ここはメリットとセットで理解しておくと良いです。

年収の変化

にしま
にしま
年収は具体的にどれくらいでしたか?

転職前は500万円弱でした。
転職初年度で550万円を提示されました。
その後、600万円くらいまでは上げてもらいました。

医療機器メーカーは、全体的に水準が高めだと思います。
アプリケーションに限らず、営業やエンジニアでも同じくらいのレンジになることもあります。

同じ「600万円」でも、実態は会社で変わります。

なので、下記のポイントも重要です。

・基本給の厚さ(毎月安定する部分)
・賞与比率(業績で上下しやすい部分)
・手当(住宅、地域、資格、在宅など)
・社用車・交通費など、実質負担が減る要素

アプリケーションスペシャリストのセカンドキャリアは?

にしま
にしま
アプリケーションスペシャリストの次のキャリアはどう広がりますか?

社内で見ると、営業・エンジニアなどへの移動があります。

現場を経験した後に、本社機能へ行ける会社もあります。
たとえば、マーケティングなどです。
本社が海外の場合、海外とのやり取り部門に行くこともあります。
社内公募の制度がある会社だと、選択肢は増えやすいです。

転職の面でも、幅は広いと思います。
アプリケーションスペシャリストは、メーカーが変わっても業務の共通点が多いです。
また検査領域から、別領域(CTや手術機器など)へ広げる人も多いです。

キャリアを広げたい人が意識すべきこと

セカンドキャリアを広げたい人は次のポイントを意識すると良いです。

・「何の製品」で「何を解決したか」を言語化する
・現場の運用改善(提案→結果)を実績として残す
・営業同行の経験があるなら「提案力」として整理する
・出張や複数施設対応は「段取り力」「調整力」に変換できる

職種名よりも、成果の出し方を語れる人が強いです。

まとめ:アプリケーションスペシャリストは「技術×対人」で価値を出す仕事

アプリケーションスペシャリストは、メーカー側でソフト・データ面の支援を担い、現場の運用を前に進める職種です。

午前は内勤、午後は訪問という働き方が多く、
在宅やフレックスなど柔軟な制度がある会社もあります。

一方で、夕方からのデータ取りなど、現場都合で遅くなる日もあります。

「困りごとを解決できた」という達成感が得られ、
製品理解が深まるほど市場価値も上がりやすい仕事だと言えます。

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