今回は、実際にあった「コンプライアンス違反によってキャリアを棒に振ってしまったMRの話」をご紹介します。
本記事はYouTube動画でもご紹介していますので、動画視聴はこちらから↓
本当にあった!MRのコンプラ違反3選

最近では、MRを取り巻くコンプライアンスが年々厳しくなってきています。
「これくらいは大丈夫」と思っていた行動が、重大なルール違反として会社から処分されるケースも。
「コンプライアンス違反でキャリアが終わってしまった」というAさんの体験談を紹介します。
コンプラ違反①:医師の引っ越しを手伝う

「○日、引っ越し手伝ってくれない?」
こんなふうに親しげに言われたら、断りづらいのが人情です。
実際、Aさんも医師から「ソファー運ぶだけ、すぐ終わるよ」と軽く言われ、手伝いを引き受けてしまいました。
しかし、当日医師宅に行ってみると…
現実は全く違うものだったのです。
- ダンボールが山積み
- 食器棚やソファーなど重量物も多数
- 作業員は自分と先生の友人の2人だけ
- 医師本人はタバコを吸いながら「監督役」
これはもはや「無償の労働力提供」以外の何物でもありません。
そして、偶然その様子を見ていた他社のMRから会社に通報が入ってしまいます。
この時点では「厳重注意」で済んだAさん。
しかし、社内でマークされるきっかけとなってしまいました。
コンプラ違反②:Web講演会を医師宅で実施し、子守役を引き受ける

また別の機会の話です。
Web講演会の案内をした際に、
「うち(自宅)で見てもいい?」
と医師から言われたAさん。
以前引っ越しを手伝った関係性もあり、断り切れず、
「わかりました」
と答えてしまったそうです。
講演会当日、Aさんはお弁当を3つ持参し、医師・その奥様(看護師)・子どもに手渡しました。
講演が始まると、奥様から「子ども見ててくれる?」と頼まれたAさん。
結果的に医師のお子さんの「子守担当」をすることに。
Web講演会をBGMに子どもと遊ぶ…。
これはもはやMRの業務ではなく完全にプライベートな支援行動です。
この時は、表面上の問題は発覚しませんでしたが、Aさん自身も「一線を超えてしまった…」と自覚したと言います。
コンプラ違反③:医師に女性を紹介する

とどめは「女の子紹介してくれない?」という別の医師からの依頼。
あくまで軽いノリの会話だったそうですが、つい「わかりました」と返してしまったAさん。
実際に知人女性を紹介したそうです。
一見、業務とは無関係のように見えるこのやり取り。
しかし、「医師との関係を良好に保つための行動」と捉えられた時点でアウト!
後日、医師が他社MRとの雑談の中でその話を漏らしたことで、巡り巡って社内通報が入りました。
これがきっかけとなり、これまでの行動・言動を全て調査される事態に発展してしまったのです。
コンプラ違反の代償

1度目、2度目は「注意」で済んだものの、3度目の通報をきっかけに、ついに会社が本格的な調査を開始。
所長から「これはさすがにもう見逃せない」と通告され、営業所の空気が明らかに変わりました。
- 講演会の申請履歴
- 弁当の発注記録
- 医師宅訪問の報告状況
- PCの閲覧履歴
「ありとあらゆるものが調査対象となり、虚偽申請の疑いもかけられた」と語るAさん。
所長との面談が毎日のように続き、営業所でも完全に「腫れ物扱い」に。
その後の処分は以下の通りです。
- 給与は新人並みに減額
- ボーナスの大幅カット
- 不人気な地方エリアへの転勤
「もうここでは再起できない」と悟ったAさんは、転勤後わずか3ヶ月で自主退職するに至りました。
まとめ

今回は、実際にあったMRのコンプラ違反について紹介しました。
「これくらい大丈夫」と軽く考えコンプラ違反をしてしまうと、取り返しのつかない事態に発展します。
MRの皆さん!クリーンに活動しましょう!
今回は実際にあったコンプラ違反をお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
本ブログが少しでもMRの皆さんの反面教師になれば嬉しいです。
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