今回は、MRから製薬会社のマーケティングへキャリアチェンジを成功させたぽんのすけさんにお話を伺いました。
実態を深堀りします!
本記事はYouTube動画でもご紹介していますので、動画視聴はこちらから↓
こんな方におすすめ
- MRからマーケティングへのキャリアチェンジを考えている方
- 製薬会社のマーケティング職の実態を知りたい方
- 社内公募でマーケティングを目指している方
- 製薬マーケティングの年収や働き方について知りたい方
- MRとマーケティングの違いを知りたい方
この記事を書いた人
MRからマーケティングへキャリアチェンジ!

まずは自己紹介からお願いします!
はじめまして、ぽんのすけです。
私自身は現在、製薬会社のマーケティングの仕事についています。
私のキャリアのスタートはMRです。
その後社内公募でマーケティングへキャリアチェンジをしました。
<ぽんのすけさんのキャリア>
- MR時代:広いエリアを担当
- 社内公募でマーケティングへ異動
- 3つの製品のマーケティングを担当し、新薬上市も経験
- 現在はバイオベンチャー企業でマーケティングを担当
MR時代:行動力で勝負した若手時代

首都圏から離れた地方で、広大なエリアを1人で担当していました。
今振り返ってみると、若さもあったと思いますけども、非常に行動力があったのかなとは思います。
今でこそ毎日勉強する生活をしていますけども、その当時は全くそんなことなく、行動力勝負の若手でした。
マーケティングを目指したきっかけ

MBAへの通学が1つ大きな契機でしたね。
MBAで様々な経験や学び、人との繋がりを得たことで、製薬会社で今後どんなキャリアを描くべきかを考えるようになりました。
そんな時に、当時の上司から「マーケティングが良いのではないか」とアドバイスをもらい、マーケティングを志しました。
社内公募を勝ち抜いた理由:視野の広さ

その中でぽんのすけさんが勝ち抜いた秘訣は何だったのでしょう?
合格し数年経った後に採用してくれた上司から言われたのは、「視野の広さ」です。
実は、当時の支店長から「担当の大学病院だけでなく、所属エリア全体の関連病院の数字も全て君の数字として紐づける」と言われていました。
そのためMR時代は、自分の担当施設以外の施設にも責任感を持って取り組んでいました。
結果的に、その部分を評価してくれたと聞いています。
望むキャリアを叶えるコツ:上司との面談を上手に使う

自分の望むキャリアを叶えていく上で、自分から口に出して、上司との面談の時に将来なりたい姿を伝え続けるのは重要です。
私の場合、社内公募に応募するタイミングや部署を見計らっていたときに上司の推薦があり、それが応募の後押しとなりました。
会社の中でも自分より経験が多いですし、先人の教えと思って上司との面談を上手に使うのが肝ですね。
製薬マーケティングの仕事内容

マーケティングの仕事は、大きなものから小さなものまで色々あります。
会社によって扱う範囲は千差万別ですが、私が所属していた会社は、右から左まで全部やるという会社でした。
<マーケティングの業務範囲>
- 資材を作る
- イベントを運営する
- 半年〜1年間の営業戦略を作る
- 戦略の実行
- 3年計画・5年計画の策定
- グローバルとの交渉
- 顧客回り
- デジタルマーケティング
ハードワークをした時期もありましたが、今では良い経験が積めたなと思います。
マーケティングに移動した最初の3年ぐらいは、毎日24時まで仕事の生活をしていました。
今振り返ると、大変な時期だったなと思います。
ただ、マーケティングの経験も長くなった今では、会社や疾患が変わっても、ある程度自分の能力でさばけると感じています。
配属当初はどうやって仕事を覚えていったのですか?
私の時は、年の近い先輩がOJTのようについてくれ、疑問点は常にその先輩に聞くという形でした。
分からないことは全部先輩聞けたので、すごく助かりましたね。
こちらの記事では、外資系製薬企業のマーケティングについて徹底解説していますので、合わせてご覧ください⇩ 今回は、外資系製薬会社でMRを経て、マーケティング部門に異動された経歴をお持ちの方にインタビューした内容をまとめました。 こちらの記事では、インタビューの後編「もっと資材を使ってほしい!製薬マーケ担当 ... 続きを見る
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製薬マーケティングの1日の流れと働き方

MRと異なり顧客訪問がないので、社内会議に時間が縛られることはありますが、それ以外で特定の流れというものはあまりありません。
顧客に会わなければいけない日は朝から移動し顧客対応となりますが、1日オフィスで仕事をする時は、時間は基本的に自由です。
そうです。
MRの方が担当されているKOLの中でも最重要KOL・使ってもらいたい先生がいる時に、マーケティングも同行するイメージです。
多い時・少ない時の波はありますが、平均すると週に1~2回は外に出るようにしています。
製薬マーケティングで楽しい仕事

製品のローンチ(上市)戦略を考えている時が一番楽しいです。
具体的には、出荷について全く知らない真っさらな状態から、以下のような活動をします。
- 患者さんのインタビューをする
- 先生にインタビューをする
- 顧客や患者さんが無意識に発言しているコメントを集める
- それらを集合体にして抽象化していく
この過程がマーケティングの面白い部分であり腕の見せどころです。
とてもワクワクしますし面白いです!
マーケティングの見せ所は、製品を広める戦略を考えるところにありますよね。
そうですね。
ワクワク繋がりで言えば、常に誰かが気づいていることはあまり面白みがないと思っています。
みんなが気づいていないものを見つけていくということができた時に、マーケティングの面白さを感じます。
マーケティングのKPI

会社や製品によって千差万別ですが、基本的には以下の2つがあります。
- 販売目標
- 個人のタスク目標
まず「販売目標」ですが、全国のMR1人1人の販売目標の集合体が販売目標になるので、それはほぼ必須で入ってきます。
次に「個人のタスク目標」ですが、これは例えば「競合品よりシェアを何パーセント取る」といったものが該当します。
デジタルマーケティング

その通りです。
チャンネルやコンテンツが多岐に渡るため、各社各担当者様々な組み合わせを予算の中でどのようにやりくりするかを考え実行していると思います。
コンテンツを作ったりチャンネルを選択したりとなると、当然外部のベンダーとの仕事も増えてきます。
社内でデジタルマーケティング専属の部署を持っている会社だと、社内での打ち合わせも増え、仕事の調整が大変になるという印象です。
マーケティングのトレンド

例えばリモートMRは最近少しずつ増えてきている印象です。
効率よく顧客と面会ができるメリットはありますよね。
また、最近のマーケティングの流行としては、患者さん周りの施策に各社力を入れているのではないかと思います。
例えば疾患啓発やホーム ページなど、受診する患者さん自身の行動変容に繋がっていくような施策ですね。
MRとマーケティングの乖離

その部分の乖離は、お仕事される中でも感じたことがありますか?
もちろんあります。
しかし、仕方ないのかなとも思います。
目の前の1人のお医者さんを一番大事にして、その先生に薬を届けるために100%知恵を絞るMR。
個人の集合体で全国を見ているマーケティング。
優劣ということでなくて、見ているものが違うので乖離は仕方ないかなと思います。
まさにそうです。
そこを理解した上で乖離があって当たり前と私は思っているので、その部分に対して嫌悪感は持っていません。
お互いの状況を理解した上で会話をすれば、もうちょっとみんな仲良くできるかなと(笑)
バイオベンチャーへ転職した理由

自分のキャリアを考えた時に、組織が作られていく過程を見たいと思いました。
現職は、少し小さめな会社です。
だからこそマーケティングとしてのスキルと共にリーダーとしての側面も磨ける環境に惹かれ転職しました。
年収の変化

MR時代の年収は約600万円です。
そこに日当と家賃補助がプラスでつくといった形でした。
マーケティングへ異動した当初の年収は、約800万円です。
残業代の分、上振れしたイメージです。
そして、マネージャーに昇格してからは、900〜1000万円前後でした。
家賃や日当が外れてしまうので、一瞬ベースダウンしたように感じることはあるかもしれないです。
ただし、マーケティングを経験することで市場価値が磨かれるので、一時的にダウンしたように感じてもすぐに取り返すことができると思います。
まとめ:やりがいとキャリアの可能性が広がる製薬マーケティング

今回は、MRから製薬会社のマーケティングへキャリアチェンジを成功させ、年収1000万円を達成したぽんのすけさんのリアルな体験談をお届けしました。
製薬マーケティングは、激務ではあるものの、やりがいとキャリアの可能性が大きい職種です。
「このままMRでいいのだろうか…」と悩んでいる方は、ぜひ一度マーケティングというキャリアパスも検討してみてはいかがでしょうか。
にしまファーマでは、医療業界のキャリア形成に役立つ情報をお届けしています。
転職をご検討の方はぜひこちらからご相談ください。



