今回は、希少疾患領域の現役MRの方にインタビューしました。
本記事はYouTube動画でもご紹介しています⇩
こんな方におすすめ
- 希少疾患MRのリアルな仕事内容を知りたい人
- MRとして年収1000万円クラスを狙う人
- 数を回す営業より、深く入り込む営業をしたい人
- 遺伝子診断や個別化医療など、将来伸びる領域で働きたい人
この記事を書いた人
自己紹介

いまの担当や働き方も、ざっくり教えてください。
私は四国在住で、希少疾患領域のMRとして、四国全域を担当しています。
四国は「のんびり」なイメージを持たれる人も多いと思います。
ただし、希少疾患の患者さん発掘には、意外と良い環境だと感じています。
各県に中核病院があるため、先生との距離が近く、連携も取りやすいです。
また、先生方が協力的な印象もあります。
話を聞いていただきやすい土壌は、ありがたいですね。
希少疾患領域は、まさにそこで差が出そうですね。
年収のリアル:年収1000万円近く!?

年収はトータルで1000万円ぐらいです。
私の場合は、インセンティブがめちゃくちゃ大きいです。
一般的なMRは、売上が評価の中心になりがちです。
でも希少疾患は、売上だけでは成果を測りにくい側面があります。
理由としては、下記のポイントが挙げられます。
- 患者さんの母数が少ない
- 潜在患者数が多い
だから、評価の設計が少し変わります。
インセンティブは「症例発見」のような要素で決まるため、会社のKPIは「適用患者さんをどれだけ見つけたか」です。
そこを目標以上に達成できると、年収に反映されやすいです。
言い換えると、「売る前」にやるべき仕事があるというイメージです。
診断と治療に進める状態を作ることが、まず価値になります。
希少疾患ならではの評価だと思います。
前職との違い

働き方の変化を教えてください。
前職は大手製薬で、生活習慣病領域のMRでした。
典型的に「数を回る」営業で、1日15件とか回っていました。
当時は「とにかく行く」「顔出して挨拶する」が中心です。
回る件数を担保することが、仕事そのものになりやすい世界でした。
ただ次第に、数だけを追うことにやりがいを感じにくくなりました。
「回った先で何が残ったか」が見えづらくなる感覚がありました。
希少疾患領域は真逆で、1日に回る施設数は少なく、多くても2〜3施設くらいです。
その代わり、1件あたりの面談がとても長いです。
1時間話し込むこともありますし、2時間の議論もあります。
希少疾患は情報がそもそも少ない領域です。
一方的な情報提供だけでは、先生の判断材料が足りません。
だから、先生からのヒアリングが必須になるので、面談は自然に長くなります。
仕事内容の本質:「薬をどう売るか」より「病気を見つける」

一言で言うと「病気を見つける仕事」の比重が大きいです。
薬の情報提供はしますが、それだけでは前に進みません。
希少疾患領域には、診断がつかず困っている患者さんがいます。
その患者さんが治療に辿り着ける状態を作ることが重要です。
先生と一緒に症状を整理し、必要な検査の選択肢も含めて、道筋を作るイメージです。
その結果、先生との関係性も「一緒に患者さんを見つけるパートナー」という関係に近くなります。
具体的な症例

どんな動き方をするのか知りたいです。
神経内科の先生から、「診断に困っている患者さんがいる」という相談を受けました。
40代男性(仮)で歩行障害と認知機能低下があるが、原因が分からない状況でした。
症状を聞いた時に、担当疾患の可能性があると感じたので、すぐ資料を持って病院へ行き、先生と症状を棚卸ししました。
そこで、いくつか検査を提案しました。
検査から2週間後に結果が出て、想定通りの陽性でした。
先生も「良かった」と言ってくださり、ご家族は泣いて喜ばれました。
診断がつくと、治療が一気に進むので、患者さんが前向きになっていく瞬間があり、やりがいを感じます。
希少疾患MRの魅力

3つあります。
1つ目はキャリアが磨かれることです。
専門領域は先生との議論も深く、求められる実感があります。
最近はオンコロジー、バイオ、希少疾患が注目されやすいです。
症例を踏まえて会話できるMRは、今後さらに必要になると思います。
2つ目は年収が高いことです。
ベンチャーが多く不安定面はありますが、成果が年収に反映されます。
3つ目はやりがい(社会貢献)が大きいことです。
診断がつかず苦しむ方に、道しるべを示せる場面があります。
大変なところ:患者さんが見つからない/ヒアリングが高度/守備範囲が広い

一番大変なのは患者さんが見つからないことです。
先生も手探りで、疾患の当たりをつけていく状況があります。
そのため、アンテナを張ってキャッチアップする必要があります。
先生からのヒアリング力も求められ、苦労はします。
患者さんが見つからない時期は、暇になることもあります。
ただ、サボると成果が出ず、インセンティブに跳ね返ります。
ベンチャーは人が少ないので、役割が多く戦略設計から実行まで自分でやる範囲が増えます。
ターゲット施設を自分で見つけ、どこに行くかも自分で決め、動きながら修正しなければなりません。
希少疾患MRの将来性

希少疾患領域はこれから伸びていくと思っています。
技術の進歩により、今まで見つからなかった病気が見つかるようになっています。
最近では、遺伝子診断の技術も向上しています。
診断精度が上がるほど、希少疾患領域の重要性も増すと思います。
また、個別化医療(オーダーメイド治療)も進む流れがあります。
その流れと希少疾患はリンクしやすいと感じます。
会社としても、上場を目指すケースも増えており、ストックオプションがある企業ではリターンの可能性もあります。
まとめ:希少疾患MRは「年収」と「やりがい」を両立しやすい

ここまで、希少疾患MRの年収やリアルな働き方について語っていただきました。
評価は売上だけではなく、適用患者の発見(症例発見)に置かれることもあります。
その設計が、インセンティブと年収に結びつきやすい構造になっています。
高年収を叶えながら、やりがいと社会貢献の実感もある仕事を望む人にはぴったりな働き方ですね。
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