コントラクトMRとは?MR経験者が徹底解説!未経験からチャレンジ可能なホワイト職種です

コントラクトMRとは、一定期間(2〜3年)製薬会社に派遣される医薬情報担当者(MR)のことを指します。

MRは、製薬会社で医薬品の情報提供を行う担当者のことを指します。

以下の動画でもコントラクトMRについて、詳しく解説していますのでご覧ください。

コントラクトMRとは?

コントラクト MR とは冒頭でも触れましたが、製薬会社に一定期間派遣をされて製薬企業のMRとして活動します。

本記事ではコントラクト MR の立ち位置や、製薬会社の MR との違いをコントラクトMR、製薬メーカー MR両方を経験した観点からお話します。

コントラクトMRと製薬メーカーMRの違い

製薬メーカーとコントラクトMRでは仕事内容は同じですが、以下のような違いがあります。

コントラクト MRと製薬メーカーMRの雇用元

明確に違うのはコントラクトMRと製薬メーカーが、どこに雇用されているかです。

  • ①製薬メーカーのMR
    • →製薬メーカーに雇用されているMR
  • ②コントラクトMR
    • →CSOのMR

 

CSOとは製薬会社から販売の案件を受託している会社です。(Contract Sales Organization)と呼ばれています。

とイメージしてしまうかもしれませんが、そうではありません。

派遣されているMRとして製薬会社で仕事をするわけですから、雇用元はCSOになります。

CSOの雇用形態がどちらであるかで雇用形態は決まります。

MRの仕事内容、やりがい、向いている人を徹底解説|職種図鑑|転職ならtype

ただ、メーカーへの派遣期間が定められているだけです。

(メーカーとの契約期間は半年だったり一年だったり、二年だったりメーカーによって違います。)

給料について

給料については、2パターンのタイプがあります。

未経験→コントラクトMR

1つ目は未経験からコントラクトMRになるパターンです。

この時の年収は、だいたい450万円くらい。

 

CSOにはMR未経験の人が他業界から転職することが多いです。

他業界から来た人で、前職より下がったという人は知っている限りではいません。

前職が

・旅行代理店に勤めていた人

・食品会社の営業

・投資マンションの営業

などなど、人材は本当にバリエーションに富んでいます。

 

メーカーMR→コントラクトMR

2つ目のパターンが、メーカーでMRとして働いていたがCSOに転職したパターンです。

年収に関しては、前職の年収を見て交渉できます。

前職が大手であれば、下がる可能性が高い印象です。

前職より収入が上がった人もいれば、ほぼ変わらなったという人もいます。

 

ちなみに僕は、前職が高すぎる会社だったのもあり、手取りで比較すると下がりました。

【20代のMR必見!】現役コントラクトMRの年収を公開!

 

交渉のやり方は、全ての会社に転職エージェントを通じて交渉します。

(自分自身でもできないことはないみたいですが、

転職エージェントを通すのが確実なので、転職エージェントに相談しましょう)

【体験談】MRBiZを使った感想~MRへの転職はMRBiZでいい~

 

①未経験→CSO
未経験の場合は400~450平均
②メーカーMR→CSO

前職の年収を見て交渉

福利厚生について(家賃手当やその他手当てについて)

続いて福利厚生ですが、これもしっかりと整っています。

 

1.家賃手当て

これもしっかりとついている会社が多いです。

メーカー勤めのMRと比べるとさすがに劣りますが、だいたい5万円くらいは出ると思います。

 

2.MR手当と営業日当

MR手当て・・・しっかりとついています。月に5万くらいです。

営業日当・・・これもついています。月に3~4万くらい出ます。

CSO側からもらえる形になります。

福利厚生も整っている(家賃手当あり)
MR手当て、営業日当もある

 

勤務地について

「希望勤務地になる可能性は高い」と言えます。(もちろんプロジェクトありきの話ですが)

コントラクトMRになっても、勤務地が継続して叶うかは分からないという意見もありますが、僕の周りでは勤務地希望が通っていない人は存在しません。

最近では少しずつ改善されていているのかな、という印象です。

僕はこれがあったので転職したようなもんです。

もう少し具体的に言うと、雇用形態でも決まります。

正社員入社を希望する場合
→勤務地の候補を挙げる(関東希望、関西希望など)
もしくは全国転勤可で入社

契約社員入社の場合
→希望を言えば、ほぼ叶う

要は、雇用形態と引き換えに勤務地を選ぶかどうか、です。

ですので、希望勤務地を絶対に叶えたいから契約社員をあえて希望する人もいます。

メーカー勤務で、最初に配属された地域が嫌だからCSO業界に入って、

希望勤務地が叶いやすいCSO業界で働いている人もいます。

 

希望の勤務地で働ける可能性は高い

まとめ

本日は、コントラクトMRの雇用について書いてみました。

コントラクトMRというのは1言で言うと、

製薬会社に派遣されるMRのこと

 

もう少し深堀すると、

雇用形態はCSOの雇用形態で決まる
給料はメーカー勤めのMRとほぼ変わらない
福利厚生も整っている
希望勤務地に配属される可能性は高い

 

僕はメーカーMRからコントラクトMRになり、

コントラクトMRになったら収入が激減するんじゃないかと思っていましたが、

あまりその心配はありませんでした。

 

むしろ、逆に勤務地を希望しやすいので、

コントラクトMRという選択肢もありだな、という風に今では思っています。

メーカーの正社員からコントラクトMRに来る方も増えています。

間違いなく、今後は需要が高まる業界です。

【悲報】今後のMRは、コントラクトMRで成り立つ

 

本日は簡単な紹介でしたが、

コントラクトMRのことが少しでも分かっていただければ嬉しいです。

コントラクトMRに関する記事

ではまた。


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  • この記事を書いた人

西 雅貴(にし まさき)

【経歴】2015年3月に長崎大学を卒業し、新卒で塩野義製薬株式会社にMRとして入社。その後、2019年10月にコントラクトMRに転職し、1年間の勤務を経てMRからキャリアチェンジ。2020年からヘルステック(医療IT)企業へ入社し医療業界のDXに携わる。2023年5月ににしまファーマ株式会社を創業。 医療業界の転職支援に特化した人材紹介会社を経営しながら、YouTubeやSNSで医療業界の転職情報や転職ノウハウを発信中。 お問い合わせは下記までどうぞ。 m.nishi@nishimapharma.co.jp

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