今回は、CRAへの転職を検討している方に向けたブログ記事です。
現役CRAのAさんに伺った体験談をまとめていますので、リアルな働き方も見えてくると思います。
本記事はYouTube動画でもご紹介していますので、動画視聴はこちらからどうぞ↓
こんな方におすすめ
- CRAに転職したいけど、本当に自分に合っているか不安な方
- MR・CRC・研究職などからキャリアチェンジを検討中の方
- CRAのやりがいや働き方のリアルな情報を知りたい方
この記事を書いた人
MRからCRAへ転職

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CRA転職のきっかけ

MRとして働いていた時に、売上目標に追われ、医療よりも営業スキルが消化される環境に違和感がありました。
もっと直接的に医療に貢献したいと考えていた時に出会ったのがCRAの仕事です。
新薬の開発に携われ、医療の最前線で働けるという言葉に魅力を感じて、転職しました。
転職後のギャップ
想像と現実のギャップがすごかったです。
転職前に想像していたのは医者や看護師さんら医療従事者と一緒に治験を進めていくような姿でした。
しかし、実際は1日の80%以上が内勤で、SDVの確認作業や大量の文章作成が主のため、exelとにらめっこする日々です。
想像できないくらい大量の原資料を確認する仕事です。
治験によって異なりますが、多い時では週刊少年ジャンプぐらいの分量になります。
また、事前に出張が多いということは聞いていましたが、言葉の重みが全く違いました。
週に1~2回くらいの出張なら大丈夫と思っていましたが、実際は1ヶ月の半分以上が宿泊を伴う出張だったこともあります。
最初の1年は「自分に合っているのか」と悩んでいましたね。
CRAの業務内容

治検を実施する医療機関で、治験がしっかりと行われているかモニタリングする仕事があります。
これが意外と地味で細かい作業の連続です。
例えばこういった項目を1つ1つ確認していきます。
- 患者さんの検査結果が基準値から外れていないか
- 治験薬の投与量は正しいか
- 同意は適切に取得されているか
1人の患者さんのカルテやワークシートを確認する作業だけでも数時間かかります。
施設訪問時には、そのチェック作業を10年・20年分行います。
また施設訪問後には、必ずモニタリング報告書を作成します。
この報告書の作成が本当に大変です。
細かいことを全て記載するので、多い時には10ページ以上になったこともあります。
そうですね。
それでいうと、責任の重さも想像していたものとは異なりました。
私は「チームで仕事をする」というイメージを抱いていたのですが、実際には「個人に責任がある」というものでした。
その施設での治験の可否はほぼそのCRAの手腕にかかっているという感じです。
1人で複数の医療機関を担当し、CRCなど他の職種の方のミスを細かくフォローするのもCRAの業務になります。
「これほど責任の重い仕事はしたことがない」と、転職当初は焦りました。
特に初めて担当した治験で重篤な有害事象が発生してしまったときには、休日変上で対応に追われました。
自分のミスがないかどうか、不安で眠れない日々もありました 。
CRAを辞めたいと思った瞬間

2回ありました。
CRAを辞めたいと思った瞬間②:1人で12施設を担当
CRA3年目の時です。
担当していた大規模なグローバル試験の症例登録が急に増えた時期があり、1人で12施設を担当していました。
通常1人のCRAが担当する医療機関は5~6施設ですので、かなり多いですよね。
さらに、その12施設も北海道から九州まで全国に散らばっている状況で、月に18 日以上全国を飛び回ってました。
朝5 時に家を出て新幹線で施設訪問
夜はホテルでレポートを作成
そして翌日はまた別の地方へ
こんなノンストップの生活をしていましたね。
そうです。
家には寝に帰るだけ、洗濯物はたまり放題で週末にまとめてコインランドに行くような生活をしてました。
食事は外食かコンビニ弁当が毎日で当然体調も崩しがちでしたね。
その時、「このまま続けていたら、間違いなく身体を壊すか人間関係が破綻する」と本気で辞めようと思いました。
上司に「このままでは続けられない」と直談判しました。
幸い理解のある上司で、まず担当施設数を減らしてもらいました。
また当時リモートSDVが一部導入され始めた時期だったので、出張も少しだけ減らしてもらいました。
それでも、その後2ヶ月は無気力症候群のような状態でした。
この経験から「仕事のために生きるのではなく、生きるために仕事をする」という考え方に変わりました。
CRAを辞めたいと思った瞬間②:医療機関と製薬会社の板挟み

CRAは立場上、医療機関と製薬会社の板挟みになりますが、これが結構つらいです。
あるオンコロジーの試験で途中から検査項目を増やしたことがあります。
科学的には妥当な変更でしたが、現場の看護師さんからは「これ以上患者さんに負担をかけられない」「人手が足りない」という反発がありました。
依頼者側と病院側、両方から攻められ、自分は悪くないのに「申し訳ないな」という気持ちでいっぱいになりました。
病院側に渋々折れてもらいました。
結果としては追加で検査をしましたが、そこに至るまでの交渉・IRPの手続き・費用の対応等、調整業務が大変で気が重かったです。
この経験から、「CRAは調整力が全て」と学びました。
医学的な知識や治験の専門知識はもちろん必要ですが、それ以上に人と人とをうまく繋ぐ能力が求められてるなと。
CRAは、医師から「君たちは指定当局の代理みたいなもんだから」と言われる一方で、依頼者側からは「我々の目と口だから」と言われます。
どちらでもない、自分の立ち位置の難しさはあります。
それでもCRAを続ける理由

新薬の承認に関われる喜びが非常に大きいです。
ニュースや新聞で自分の関わった新薬が承認されたという報道があったときに、苦労が報われる気がします。
「誰かの役に立っている」という実感が得られることも大きいです。
また現実的な話としては、給料水準も悪くはないので。
そして、キャリアとしても専門性が高いので、今後製薬業界・CRO業界でもそれなりのポジションで働ける可能性があると感じます。
最近では、働き方改革の影響なのか以前よりも無理させない傾向が出てきていると思います。
CRAに向いている人とは?

正直両方経験してみて、どちらも「合う人」「合わない人」はっきり別れると思います。
CRAに向いている人
以下のようなタイプの人は、CRAに向いています。
CRAに向いている人
- 細部にこだわれる
- 長期的な視点で物事を見られる
一方で、以下のようなタイプの人はMRに向いていると感じます。
MRに向いている人
CRAへの転職を考える方へのアドバイス

「出張が多い生活や板挟みの緊張感に耐えられるかどうかをよく考えて」と伝えたいです。
また、細かい作業の積み重ねがあることもしっかりと知っておいてほしいと思います。
まとめ:CRAのリアルを知ってから判断を

今回は、現役CRAの方からリアルなお話を聞いてみました。
CRAは、やりがいや将来性のある職種ですが、その裏には厳しい現実も存在します。
転職を検討している方は、以下の点を冷静に見極めてみましょう。
- 出張や不規則な生活に耐えられるか
- 地道で正確な作業に向いているか
- 板挟みの調整業務をストレスに感じないか
こちらの記事では、CRAのメリット5選について解説していますので、合わせてご覧ください⇩
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