本記事は、私自身の体験を含めて、MRから異業種への転職先5選をご紹介したいと思います。
未経験でも受かる超オススメの業界や職種についてもご紹介致しますので、MRからキャリアチェンジを考えている人は必見です。
本記事はYouTube動画でもご紹介していますので、動画視聴はこちらから↓
Contents
MRから異業種へのキャリアチェンジ
- MR将来性に不安がある
- MRの仕事に少し飽きた
- 年収をあげたい
このように考えている人は多いかと思います。
しかし、次のような不安を持っている人も多いですよね。
- MRからキャリアチェンジできる転職先はどこなのか?
- MRはどういう仕事にキャリアチェンジしていけるのか?
- MRからキャリアチェンジは難しい?
結論から言うと、MRからキャリアチェンジは業界や会社の選定が大切!
相性の良い業界をキャリアチェンジ先に選べば、合格の内定をもらいやすいです。
今回ご紹介するノウハウや、転職先業界については、実際にMRやヘルステックMR、医療機器、Webコンサル等、キャリアチェンジを実現させた複数の事例を基にしています。
今回紹介する業界で、MRからの転職で年収を100万円あげた人もいらっしゃいます。
キャリアチェンジをしたいけれども、年収を落としたくない人にとってもピッタリな内容になっています。
MRから異業種への転職先5選
それぞれの職種や、業界について、解説しつつ、MRが向いているポイントや、魅力、転職事例をそれぞれまとめてみました!
MRから異業種への転職先①:医療機器メーカー
医療業界で働いていた経験があれば、医療機器メーカーにチャレンジすることが可能になります。
医療機器営業の仕事内容
医療機器メーカーの営業は、基本的に医師向けの営業活動になります。
そのため、医療業界での営業経験を持つMR(Medical Representative)は、医薬品と医療機器は近しい存在であり、親和性が高いめ、この仕事に非常に適していると言えます。
MRは医療機関を訪問し、先生方や医療従事者と密接にコミュニケーションを取るため、どのようなポイントで先生方が喜ぶか、どのような言葉遣いが適切かなど、コミュニケーションの機微については、すでに理解しているかと思います。
医療機器営業の魅力
MRとして高い年収を得ている場合、医療機器メーカーも同様に高い年収が期待できます。
また、商品の親和性も高く、医薬品から医療機器に切り替えるだけでなく、将来性もあります。
特にデジタル化する医療機器の世界は、今大変注目されています。
AIと医療機器を組み合わせた商品開発や遠隔診療の進展など、イノベーションが起きやすい業界です。
さらに、利益率が高く、市場規模も拡大しているため、MRから年収を落とさずに成功するケースもあります。
営業経験があれば未経験でもチャレンジできる業界であり、男女問わずオススメです!
MRから異業種への転職先②ヘルステック業界
ヘルステック業界も、転職先としてオススメな業界になります。
ヘルステック業界の仕事内容
医療機関、薬局、製薬メーカー、医療従事者に対して医療に関わるITソリューションを提供するのが、ヘルステック業界の仕事内容になります。
全体像としてはざっくりと、次のポイントで考えることができます。
- 医療現場でのDX
- 患者さん、生活者、一般の方向けのDX
医療現場でのDXというと、予防、検査、治療の各ステップにITを掛け算しています。
製薬会社や医療機器関連では、治験などの営業研究ステップにITソリューションを提供しています。
医療従事者向けだと、コミュニケーションツールや医師向けのプラットフォームがあり、患者さん、生活者、一般の方向けのITサービスとしては、オンライン診療などがわかりやすいでしょう。
ちなみに、著者の私自身も医師向けの会員サービスを扱う、ヘルステックベンチャーに2年ほど在籍していました。
エムスリー.comという、医師向けのプラットフォームがあり、会員数は約30万人ほどです。
こういったベンチャー企業が、医療現場にITソリューションを提供しています。
ヘルステック業界での活躍ポイント
ヘルステック業界でMR(医薬情報担当者)がどう活躍できるのか、ポイントを挙げていきます。
MRは医師や薬剤師など医療機関に足を運び、医療現場に入り込んでいるため、実務経験に加えて、商材やサービスのイメージがしやすいという特徴があります。
例えば、電子カルテのような医療システムの販売に携わる場合、クライアントが誰になるのか、医療現場を経験することでイメージしやすくなります。
そして、商材の親和性も高いです。
また、薬局向けや製薬会社向けのヘルステックにおいても、MRの方が一番イメージしやすいポイントになります。
具体的なソリューションとしては、オンライン診療やAIを活用した医療機器、医師向けプラットフォームなどが挙げられます。
海外と比較すると、日本の医療は遅れている部分もありますが、ヘルステック業界はますます進化している分野。
ヘルステック業界の魅力
ヘルステック業界は、ベンチャー企業が多く存在しており、その魅力はいくつかあります。
- ベンチャー企業は大企業に比べて待遇が柔軟であり、福利厚生も充実
- 働き方も自由度が高く、顔つきが変わっていくサラリーマンになることができる
- 医療業界全体が高い年収を実現しているため、20代から600万円以上の年収を維持できる企業もある
- 資本力のあるヘルステック企業では、700万円以上の年収を提示されることもある
このように、ヘルステック業界は将来性も高く、市場価値が上がるポテンシャルを秘めています。
新規事業開発や商品開発、マーケティングなど、幅広いスキルを身につけることができます。
自社のサービスを持つベンチャー企業は、成長の過程を体感できるため、キャリアの将来性を感じることも!
MRからヘルステック業界への転職も成功例があり、年収を100万円以上上げた方もいます。
MRから異業種への転職先:③医療コンサル
続いて、医療コンサルという分野についてご紹介致します。
MRでの医師向けの営業活動を行ってきた経験や、医療経営士の資格を持っている方にはピッタリの業界になります。
医療コンサルの仕事内容
医療コンサルは、製薬会社向けや医療機器メーカー向け、薬局向けなど、さまざまな領域があります。
体を絞りたい人に対して個別のプログラムを提供する、パーソナルトレーナーをイメージするとわかりやすいかもしれません。
パーソナルトレーナーと同様に、医療機関や企業の課題に基づいてソリューションを提案するのが医療コンサルの役割です。
例えば、医療機関向けのコンサルでは、売り上げを増やしたい、新たに看護師を採用したい、患者さんを集客したい、スタッフの人間関係を改善したいといった課題に対して、具体的な解決策を提供します。
医療機関の院長先生1人だけでは限界があるため、医療コンサルの専門家がサポートするのです。
医療コンサルの魅力
医療コンサルの魅力を2つお伝えします。
まず1つ目は、市場価値が爆上がりすることです。
コンサルの仕事はレベルの高いものであり、コンサル出身という経歴は非常に魅力的です。
医療機関のコンサルだけでなく、企業に常駐して支援する場合もあります。
事業会社の課題解決に携わる経験は、キャリアに大きな価値をもたらします。
もう1つの魅力は、年収レンジが高いとういこと。
コンサル出身者は、その経験とスキルを活かして、市場で高い需要を持っています。
そのため、自分が誰向けにどんなコンサルティングを提供していきたいのか、まずイメージして選ぶことをおススメします。
ただし、コンサルタントになるには、パソコンのスキルをき、WordやExcel、PowerPointを使いこなす経験を積んだりする必要があります。
最初の1年は、カバン持ちのような仕事から始まることも多いですが、自分が思い描く企業の戦略を共に決め、医療機関の売り上げを伸ばすなどの目標を達成するために、実務経験を積むことが大切です。
そして学歴については、かなり高いレベルが求められ、MARCH以上や関関同立、国立大学出身等であることが一般的です。
また、コミュニケーション能力も重要であり、医療従事者と円滑にコミュニケーションを取るスキルが求められます。
転職実例としては、MRから総合コンサルタントへ転職した方もいます。
ハードルは高いですが、医療機関のコンサルティング分野で成功を収めた先輩も存在する業界になります!
MRから異業種への転職先:④治験業界(CRA)
そして4つ目は、治験業界です。
治験業界は、製薬会社や医療機器メーカーが新たな製品を開発する際に行う臨床試験を支援する分野です。
治験には2つのタイプがあります。
- CRO(Contract Research Organization)
- SMO(Site Management Organization)
CROは企業側から、SMOは病院側から治験を支援します。
CRA(Clinical Research Associate)やDLC(Data and Laboratory Coordinator)、SMA(Site Management Associate)など、治験業界でのキャリアを考える際には、CRAの職種に焦点を当ててみてください。
治験業界は医薬品を扱う観点で魅力的であり、医療従事者とのコミュニケーション能力も求められます。
MRの方は、実際に医療現場に入り込んで、看護師さんや薬剤師さんの先生方と日々コミュニケーションをとっているため、医療従事者とのコミュニケーションという点では、慣れた上で、仕事に行くことができます。
これはMRがPRを目指す上での一番大きな親和性になります。
また、CRAは一言で言うと、治験のオペレーションを回していく仕事になります。
講演会やWeb講演会説明会等、日々何かしらのイベント事をMRの方は行っているため、そういったプランナーみたいな仕事もやっています。
そのプランナーの仕事に基づいて、治験のオペレーションを回していくというのはイメージしやすいところになり、そのポイントは非常にMRの方が生かしやすいところになります。
治験業界(CRA)の魅力
まず1つ目は柔軟な働き方ができるという点です。
CRAはリモートワークを活用して働くことができます。
治験の立ち上げの段階だったり、案件を複数抱えている場合は、残業が多く発生することもありますが、主に試験の計画書やプロトコールと呼ばれるものに基づいて治験のオペレーションを回していくことが基本の仕事内容になります。
出張があったり、病院に出向かなければならないこともありますが、内勤の作業や事務的な仕事も複数ありますので、リモートワークを活用して働くことも可能です。
また、女性の働き方に関しては、かなり意識をしている会社が多い印象です。
育休や産休、時短など、女性のライフプランに合わせて働き方を整えてくれるため、ワークライフバランスという観点から、キャリアアップしていける可能性も高くなってきます。
そして2つ目は、あまりCRAの魅力として語られない点ですが、僕自身は、このCRAの仕事で身につけられる大きなポイントとして、ビジネススキルが身につくという点です。
そこで、CRAに求められるのは、各医療従事者との調整力やコミュニケーション能力です。
また、臨床試験が立ち上がる際は、1つの医薬品を世に出すということになります。
つまり、新しい事業が作られていく過程であり、事業が大きくなり、世の中にどのようにリリースしていくか、その手順を把握することができます。
これは実際に起業して事業を作っていく流れと同じですよね。
MRから異業種への転職先:⑤コントラクトMR
職種も近い、コントラクトMRについても、これから転職を考えるMRにとっては選択肢の1つとなっています。
コントラクトMRの仕事内容
コントラクトMRは、必要なタイミングで必要な期間だけ働けるため、今後の働き方のトレンドとして注目されています。
最近では、ヘルステックや医療機器の分野でも幅広い案件が増えており、MRの経験を活かすことができます。
MR認定資格を持ち、実務経験を積んでいるMRは、コントラクトMRとしての道をイメージしやすいでしょう。
ただし、製薬業界ではISO認証を求める傾向が高まっており、領域経験や機関病院での経験が重視されています。
一方で、CSO(Contract Sales Organization)では教育研修に力を入れており、領域経験を積むためにCSOに入る人々も増えています。
コントラクトMRの魅力
コントラクトMRになると、営業経験や実務経験を積むことができます。
CSO業界は幅広く採用しているため、この分野に携わることは大きなポイントとなります。
また、年収についても、中小企業のMRや後発品のMRなどは、年収を上げてくれる会社も普通にありますので、条件面でも魅力はたっぷりあります。
実際に転職した実例としては、薬剤師からコントラクトMRとして転職した方や、内資MRの方がコントラクトMRに転職した実例もあります。
このコントラクトMRという働き方は、今後のトレンドに即したものであり、世の中の流れと親和性の高い仕事になる可能性があると思います。
まとめ
今回は未経験でも受かる超おすすめのMRの転職先5選についてまとめました。
基本的に、私はMRのキャリアチェンジについて、MRの強みを活かすべきだと考えています。
その強みは、医療業界での営業経験と医療現場で医師向けに提案活動を行った経験です。
これらの強みを活かして、医療×00の素材を組み合わせ、別の商材を展開していくことができます。
私のMRのエリアチェンジの定義は、このようなアプローチです。
キャリアチェンジをする際、年収が下がることを嫌う人も多いですが、実際にはヘルステックや医療機器の企業でも、評価によって年収を調整してくれる場合があります。
年収が下がることを投資と捉え、目先の経験値を積み上げる選択が賢明です。
もしあなたがMRからのキャリアチェンジを考えているのであれば、さらに詳しい情報を得てみてくださいね!
Check
✔にしまファーマの転職相談
にしまファーマでは医療業界特化の転職エージェントとして転職相談を承っております。
興味のある方は下記LINEから登録いただき、転職相談にお越しください。
Check