コントラクトMRのメリット12選!【体験者が語る】

どうも、にしまです。@nishimohuri

 

にしま
にしま
コントラクトMRにメリットってなんだろう?コントラクトMRへの転職を考えているからメリットを把握しておきたい。

 

こんな疑問に答えます。

最近では、コントラクトMRのキャリアを視野に入れる人も多いのではないでしょうか。

 

だから、本日はメーカーMRからコントラクトMRに移った僕から見た、

コントラクトMRのメリットを書いていきます。

【本記事の信頼性】
現役コントラクトMRが書いた記事

 

【本記事の対象者】
コントラクトMRの転職が視野にある人

 

〇参考:コントラクトMRとは?待遇や勤務地について書いてみた

メリット、デメリットは2面性があるので、人によって感じるメリットやデメリットが違います。

このことを踏まえ、ご覧ください。

 

また、YouTubeでもメーカーMRからコントラクトMRになった経験を話してますので、ぜひご参考にしていただければと思います。

 

 

 

コントラクトMRのメリット12選

経験MRの方と未経験MRに分けて書きました。

「経験MRの場合」

①勤務地を希望できること

②希望の領域で働ける可能性がある
→仕事にも飽きない

③人間関係のストレスが軽減する
④一歩引いて仕事ができる
⑤独立までのつなぎで「利用」できる
→セーフティーネットを張る
⑥医療機器の派遣もある
→医療機器メーカーの仕事を体験してみたい人にとってはお得

⑦営業職以外の派遣もある
⑧製薬会社の早期退職に振り回されない
「MR未経験」
①年収が上がる
②裁量が持てる営業活動ができる
③未経験でもMRになれる唯一の道
④有給の取得率が高い
→長期連休も取れる

勤務地を希望できること

CSOの一番大きなメリットがこれ。

自分が働きたい勤務地を希望することができます。

(プロジェクトの空きタイミングによって変動あり)

これは、新卒のMRでは叶わないメリットですよね。ランダム配属ですし。

もう少し厳密に言うと、雇用形態によって変わってきます。

正社員の場合
→全国転勤可、勤務地の範囲を限定

 

契約社員の場合
→希望勤務地がほぼ叶う
(雇用形態と引き換えに勤務地を取る)

 

製薬会社のMRとして勤務していると、「転勤」がどうしてもつきまといますよね。

コントラクトMRはメーカーのプロジェクトによって勤務地が変わりますが、

逆にプロジェクトさえ選ばなければ、希望の勤務地で働ける可能性は大いに高いです。

 

また、どこの会社も女性を優遇しているので、

結婚して勤務地を選びたい女性にはうってつけです。

経験したいプロジェクトへの配属も希望を出せる

希望するプロジェクトへの配属が希望可能ということです。

プロジェクト=製薬会社がCSOに出す求人

(プロジェクトの空きタイミング、本人の過去のキャリアで変わるというのは前提条件です。)

メーカーMRの場合だと、売る薬を選ぶことはできません。

 

そして、各社のプロジェクトを経験することによってMRとしての経験値も貯まります。

1つの領域だけしか経験していない人よりも、複数の領域を渡り歩いた人の方が、市場価値が高いですよね。

 

人間関係のストレスが軽減する

人間関係を一新したい人にはうってつけです。

契約期間がある、というのがデメリットにもなれば、多方面にメリットをもたらすこともあります。

人間関係はストレスを溜める一番の原因ですよね。

コントラクトMRとしてメーカーに派遣されたとき、相性の合わない先輩や上司がいても配属プロジェクト期間だけ関われば済む話。

1~2年(早くて半年)なので、人間関係ドライで済みます。

人間関係のストレスを少しでも減らして仕事をしたい人にとっては、大きなメリットです。

〇参考:コントラクトMRに転身したら、人間関係のストレスがなくなった

余裕を持って仕事ができる

コントラクトMRとして働くと、一歩引いた目線で余裕を持って仕事をすることができます。

先日、こちらのツイートをさせていただきましたが、多くの共感をいただけました。笑

製薬会社に所属しておらず、コントラクトMRは所詮外部の人間なので、余裕を持てます。

そして、この余裕が「余力」へと繋がります。

僕はこの「余力」がコントラクトMRの大きな大きなメリットだと考えています。

この「余力」をうまく利用し、本業以外で自分の副業を頑張ろう!

というのが僕の発信の一つの理念です。

理念:コントラクトMR×副業で会社依存を脱却する

医療機器の派遣もある(MRにとってはいいかも)

コントラクトの派遣先は、何も製薬メーカーだけに限った話だけではありません。

医療機器メーカーへの派遣もあるので、医療機器メーカーへの転職を考えている人は、医療機器メーカーの仕事が体験できます。

(医療機器メーカーと言っても、手術用機械であったり、ガーゼを販売する仕事であったりと、幅広くあります。)

また、MRは「仕事をする上で規制が多く、面白味がない」という理由で今後減りますが、医療機器の営業は規制がMR業界ほどかかっていません。

だから、MRの経験を経て医療機器の営業に転職する人が多いのも事実。

コントラクト医療機器営業→医療機器メーカーへの正社員という道もあるので、実はキャリアは広いのです。

 

未経験の方でもMRになれる

コントラクトMRになれば、メーカーMRに転籍することもできます。

未経験でもMRになれる唯一の道なので、MRになりたい方はコントラクトMRを目指すべき。

最近では、MR未経験の募集が減っているので、医療職営業(医療機器販売とか)を経験する必要があります。

MRになるには?【時代は中途入社の方がなりやすい】

コントラクトMRのうまい転籍方法を論理的に考えてみた【実現する人もいる】

未経験からコントラクトMRになる人の多くが、現職の働く条件に不満を持っている人が多いです。

 

例えば、

・景気が不安定→製薬業界は安定
・給料が安い→MRは割と高い
・休みがない→製薬業界は休みが取りやすい
・福利厚生が整っていない→製薬業界は福利厚生が手厚い

とかです。

 

コントラクトMR業界は年収と福利厚生は恵まれています。

コントラクトMRとは、製薬会社に派遣されるMRのこと【待遇を語る】

上記のように、現職の働き方に不満がある人がコントラクトMRになるケースが多いです。

メーカーMRをいきなり目指すよりも、コントラクトMRを目指した方が理にかなっているので、他業種からMRになれる唯一の方法です。

独立までのつなぎで「利用」できる

会社に依存しないキャリアの歩み方が正しくなった時代に必要なのは、「いかに会社を利用する」かという姿勢です。

例えば、コントラクトMRは独立までのつなぎで利用できますよね。

また、腰を据えたい人はもちろん、好きなことをやりながらゆるりと働きたい人にも向いてます。

それこそ、独立を目指す人は会社の仕事の優先順位はとても低いわけですから、

「最低限の仕事だけすればよい」というマインドセットにもなります。

さらに、派遣期間が決まっているため周りから期待の目も薄いので、結果を出すために走り回る必要もありません。

 

営業職以外の派遣もある

実は、営業職以外の派遣の仕事もあるようです。

(こちらは、聞いた話です。)

CSOには、製薬本社のマーケティング事業など、製薬会社の本社への派遣もあると聞きます。

今は、製薬メーカーの正社員MRとして、定年まで勤め上げるのは中々難しいために、職種の選択肢が幅広いのは魅力的。

他にも、薬局への派遣、特約店販売の派遣もあると聞きますので、選択肢が多いのは魅力的ですよね。

(最初はMR、もしくは医療機器配属がスタートです)

 

製薬会社の早期退職に振り回されない

2019年より、製薬業界において、早期退職の動きが激しくなりました。

2019年に早期退職を行った製薬会社一覧

コントラクトMRは、CSO(MRの派遣会社)の雇用になるので、製薬会社が早期退職を実施しても、コントラクトMRは早期退職の対象になり得ません。

創薬はメーカーの仕事ですから、CSOへの影響はなし。(薬が売れずに、プロジェクト中止は稀にあり)

 

MRの未経験の方向けのメリット

異業種からの転職の場合、年収が上がる

コントラクトの年収は、一般的な平均年収よりも高いです。

MR未経験の方でも、初年度は400〜500万円(額面)貰えますので、年収を考えれば良い方です。

30代前半の平均年収が430万程度だと言われてますが、コントラクトであれば、430万は超えます。

年収は「職種×業界」で決まるものなので。

裁量が持てる営業活動ができる

派遣先の企業によりけりですが、仮にMRとして派遣された場合、多くの製薬会社MRは直行直帰ができます。

直行直帰とは、家からそのまま営業に出て、会社に帰らずに家に直帰することを指します。

しかも、MRは基本ルート営業になるので、何時に家に帰ってもいい。(サボレとは言ってない。笑)

ルート営業になるので、営業戦略や自己管理など、ほとんどが自己責任。

だから、異業種出身の方で裁量を持った営業活動がしたい人には向いていますね。

 

有給の取得率が高い

派遣先が医療機器でも、製薬会社であっても、営業先は病院です。

病院は基本的に、土日祝休みになるので、休日出勤はほとんどありません。

あったとしても、半年に数回とかそのレベル。

土日に電話がかかってくることがなければ、急な出勤もほぼあり得ません。

また、お盆休みや正月休みなどの長期連休も取りやすいのも魅力的。

逆に、製薬会社は有給の取得を推進してますから、製薬会社に合わせてコントラクトMRも休める形になるのです。

 

コントラクトMRの年収は?

にしま
にしま
コントラクトMRのメリットは、大枠でわかったけど年収はどうなの?

多くの人が持つ疑問だと思います。

年収は、その人の過去キャリア、市場価値によって左右するので一概には言えません。

ただ、僕の1つの例だったんですが、僕の年収はメーカーMRの時とほとんど変わりませんでした。

そんなに年収が下がると不安を持たなくてもいいのかなと思いました。

気になる方は、下記記事をご覧ください。

○参考:現役コントラクトMRの年収を公開している記事

 

まとめ

では、コントラクトMRのメリットをまとめます。

「経験MRの場合」

①勤務地を希望できること

②希望の領域で働ける可能性がある
→仕事にも飽きない

③人間関係のストレスが軽減する
④一歩引いて仕事ができる
⑤独立までのつなぎで「利用」できる
→セーフティーネットを張る
⑥医療機器の派遣もある
→医療機器メーカーの仕事を体験してみたい人にとってはお得

⑦営業職以外の派遣もある
⑧製薬会社の早期退職に振り回されない
「MR未経験」
①年収が上がる
②裁量が持てる営業活動ができる
③未経験でもMRになれる唯一の道
④有給の取得率が高い
→長期連休も取れる

僕は、大手内資系MRを辞めてコントラクトMRに移ったのですが、

入社するまで僕もすごく偏見を持っていました。

しかし、逆に今ではこの世界を知れたことに満足しています。

前職を辞める時は、コントラクトMRで大丈夫かな・・・と思っていましたが、今は何の後悔もありません。


本記事を見て、コントラクトMRに関して気になる点や、
CSO業界で気になる点がある人はご質問承ってますのでどうぞ。

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  • この記事を書いた人

西 雅貴(にし まさき)

【経歴】2015年3月に長崎大学を卒業し、新卒で塩野義製薬株式会社にMRとして入社。その後、2019年10月にコントラクトMRに転職し、1年間の勤務を経てMRからキャリアチェンジ。2020年からヘルステック(医療IT)企業へ入社し医療業界のDXに携わる。2023年5月ににしまファーマ株式会社を創業。 医療業界の転職支援に特化した人材紹介会社を経営しながら、YouTubeやSNSで医療業界の転職情報や転職ノウハウを発信中。 お問い合わせは下記までどうぞ。 m.nishi@nishimapharma.co.jp

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