コントラクトMR×副業という働き方を提唱したい

本記事では、コントラクトMRに転職を考えている方に、

「コントラクトMR×副業」という働き方を提唱していきたいと思います。

あなたがコントラクトMRに転職を考えていなくとも、何か気づきを与えられたらと思いますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

僕がたまたまCSOに所属していながら思うのですが、

「コントラクトMRに転職したけど、MRとして働くなら、コントラクトMR×副業という働き方は意外と時代の波に乗ってるんじゃね?」

と思ったからです。

だから本記事では、今後MRとして働くのであれば、

コントラクトMRとして働きながら副業をしようぜ!

というゆるっとした働き方を提唱したいと思います。

 

コントラクトMR×副業とは?

シンプルに、コントラクトMRをやりつつ、副業するというだけです。笑

そして、働き方のスタンスとしては、ガッツリ本業をやるのも、のらりくらり働くのも自由です。

しかし、僕自身は今後の時代の流れを考えると、自分の好きなことを追求したり、副収入を得ることも超大事になってくると思います。

コントラクトMRええんやで、と言うと恐らく

にしま
にしま
メーカーMRで良いのではないか?なぜ、わざわざコントラクトMRなの?

という疑問も浮かんでくると思います。

僕自身、全員が全員に強要するつもりもありませんし、今後のMRの未来を考える上で、選択肢の一つとしてありだと思っているだけです。

以下、理由をお話しします。

・主体的な環境選択

・今後のニーズが高まる

・所詮、外部の人間です

・主体的に自分のペースで働ける世界

 

主体的な環境選択

サラリーマンでいると、基本的なこととして

・上司は選べない

・勤務地は選べない

・部署を選べない

・一緒に働く人を選べない

などなど、自分で意思決定できる環境にありません。

しかし、コントラクトMRの場合だと、

・自分が働く場所(勤務地)

・自分がMRとして働く領域

どちらかを希望することができます。

もちろん、会社によって融通の利き具合も違ってきますし、提案されるプロジェクト(派遣先)は違ってきます。

しかし、あくまで僕の周りの範囲内で言うと、勤務地を希望通りに叶えられています。

僕自身も、CSOへの転職活動を通じて、勤務地、領域の2者択一なら希望が叶いやすい印象(あくまでマッチングの問題です)を持ちました。

また、働く人を選べないという側面に関してですが、コントラクトMRは契約期間が定められています。

ですので、嫌な上司、先輩に当たったとしても期限は決まっています。

働く人を選べるとまではいきませんが、人間関係はある程度ストレスフリーだと感じます。

 

自分で自分の人生を意思決定をすることに、僕は価値を置いていますし、何よりも自分の人生を生きていることと思います。

勤務地、MRとして働ける領域を希望できるという側面があるだけでも、非常にコントラクトMRは利用価値の高い職業と感じます。

 

今後のニーズが高まる

少しだけ、コントラクトMRの今後について触れていきます。

恐らく、かなり増えてくるだろうな、という印象を感じております。

今現在はそれほど増えている感覚でもありませんが、何かがきっかけで、ぐんと増えそうな予感がしています。

ただ、将来的にコントラクトMRを活用し、雇用を柔軟化する流れというのは、ほぼ間違いないと思います。

というかこの流れ、MR業界だけではなく全ての業界に通ずるのではないでしょうか。

現在、MR業界の流れとして、メーカーで正社員MRを雇うというよりも、CSO(コントラクトMRを雇用している会社)を利用したいというニーズは年々増えているように感じます。

1〜2年前のデータ(2018〜2019年)になるのですが、下記データはコントラクトMRの人数の推移、活用したい会社の数を書いているグラフです。

出典:CSO協会「我が国におけるCSO活用の実際」

ここで、人数ではなく「CSOを活用した企業の数」という項目をご覧いただきたいと思います。

MRの人数は減っていても、CSO活用企業数が年々増えていることがお分かりいただけるかと思います。

このことから、MRの数は減るとは言え、柔軟にMRを活用していきたいというニーズです。

CSOを活用する理由としては

・新薬の立ち上げ

・一時的な増員(産休、育休で空いた席)

などがあります。

MRをやっている方ならお分かりかとは思いますが、MRの一番の働きどきは、新薬発売後になります。

今後のMRの働き方として、新薬発売後に一時的に増員する場合、コントラクトMRをより活用していく会社は増えるのではないだろうかと感じます。

というか、ぶっちゃけ心の中ではコントラクトMRで良いような気もする、と感じている方もいらっしゃいますよね。

 

所詮、外部の人間です

メーカーMRからコントラクトMRになって1番変わったことが、とにかく「余裕を持って仕事ができる」ことです。

この余力を活かして、ワークライフバランスを整えちゃいましょう。(なんか、意識低いですね)

コントラクトMRの方には共感いただけると思うのですが、コントラクトMRは所詮外部の人間です。

だからこそ、派遣先の会社を好きになることもなければ、前のめりに仕事をする必要もありません。

真面目な人だと、仕事に自ら負荷をかけてしまったり、土日も仕事のことを考えてしまうことも少なくないですよね。

コントラクトMRは数字の追求が厳しいとも言われますが、ぶっちゃけ最低限の仕事をやり、うまいこと乗り切るのが賢いと思います。(サボれとは言ってません。うまいこと乗り切るのです。

(とは言え、鬼のような追求がある会社もありますから、事前に情報を集めることも必要です)

これからの時代は、副収入が本業と同じレベルで大切になってきます。

 

主体的に、自分のペースで働ける世界

これも、僕個人の予感なんですが、今後はもっと自分のペースで働ける世界がやってきます。

今の世の中は、週に5日出勤して、残業があったり、土日出勤もあったりすることが普通ですよね。

でも、ぶっちゃけそんなに仕事したいですか?

もちろん、したくないですよね。(意識低くてすいません)

しかし、これからは有難いことに、週に2〜3回しか働かない人とか出てきそうですし、なんなら好きな時に出勤するというような働き方が増えてくると思います。

この働き方、めちゃめちゃよくないですか?

僕は、全力でこんな世界になって欲しいし、自分自身目標としています。

ただ、全員が全員好きな時に働けるかと言えばそうではなく、スキルの高い人こそが、主体的に働くことが可能な世界になります。

MRで例えると以下。

・ある領域において「専門性」が高い

・領域経験が広く、「経験値」が豊富

上記のようなレベルの高い人ほど、自由に働ける世界で必要とされる人材なのかな、と言えます。

コントラクトMRは会社を数社経験できますし、また未経験領域でもチャレンジしやすいので、MRとしての市場価値は高まりそうですよね。

ということは、今後のMRとして活躍しやすいのかな、という印象もあります。

 

僕自身の例

実際に僕自身がCSOに転職しましたので、参考までに理由を書いておきます。

①タイムマネジメントしやすいMRの
メリットを享受しながら働きたい
→ワークライフバランスを整えるにはMRが最適

②転職活動に時間をかけたくない
→MR認定証があれば、即戦力として採用される

③ある程度、環境を選択したい
→メーカーよりは自由度が利く

④副業ができる精神的余裕が欲しかった
→仕事に前のめりになってしまうタイプだから

以上の4つになります。

(③に関しては、結局はマッチングの問題ですし、希望プロジェクト、希望勤務地両方が100%叶うとは限りません。
2者択一であれば、融通は利く印象です。)

コントラクトMRのメリット、機能的価値を把握したい方は下記記事のリンクで読んでみてください。

○参考:コントラクトMRについての記事一覧

 

バリバリ働くのは、自分にはムリ

現在、MR業界の転職トレンドとして、エムスリーという会社への転職や、希少疾病領域への転職などが上がってくると思います。

多くの人が目指していたり、転職を考えていると思うのですが、そんなに超優秀な人が多そうなところでバリバリ働くなんて、僕には想像ができません。というかムリです。挫けます。

それよりも、僕と同じように、

俺はのらりくらりと本業をやりながら自分の好きなことや副業もしていきたいんだ!

という方が幸福度が上がる人も多いと思います。

ぜひ、同じ思いなら「コントラクトMR×副業」を選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

 

  • この記事を書いた人

西 雅貴(にし まさき)

【経歴】2015年3月に長崎大学を卒業し、新卒で塩野義製薬株式会社にMRとして入社。その後、2019年10月にコントラクトMRに転職し、1年間の勤務を経てMRからキャリアチェンジ。2020年からヘルステック(医療IT)企業へ入社し医療業界のDXに携わる。2023年5月ににしまファーマ株式会社を創業。 医療業界の転職支援に特化した人材紹介会社を経営しながら、YouTubeやSNSで医療業界の転職情報や転職ノウハウを発信中。 お問い合わせは下記までどうぞ。 m.nishi@nishimapharma.co.jp

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