コントラクトMRのデメリット10選!【結論:自分の優先順位次第】

どうも、マサです。@nishimohuri

 

にしま
にしま
コントラクトMRに転職を考えている。でも、転職する前に、デメリットを把握しておきたいな。

 

こんな疑問に答えます。

 

本記事では、コントラクトMRのデメリットを書いていきます。

【本記事の信頼性】
メーカーMRからコントラクトMRに
転職した管理人が書いた記事

 

コントラクトMRのデメリット

 

1.契約社員と見られてしまう
2.研修が面倒
3.契約期間中は辞められない
4.大手メーカーMRからの転職だと年収が下がる
5.職業を知人に説明しづらい
6.評価が2つ
7.プロジェクトが途中で終わる可能性がある
8.不安定という「イメージ」
9.慣れるまでがストレス(最初だけ)
10.メーカーへの転籍のイスが減り始めている

以上の10個です。

個人的に、どの職種にもメリットデメリットがあり、デメリットも自分がその職種に何を求めるかで変わってきます。

メーカーMRからコントラクトに移った側からの意見も提示できると思います。

契約社員と見られてしまう

CSOを1言で言うと「MRの派遣会社」です。

派遣会社というのは、「契約社員」として見られがち。

本来は、雇用形態によって変わるのですが、契約社員というイメージが強いです。

しかし、CSO側が正社員で採用すればCSO側の正社員だし、

CSO側が契約社員で採用すれば契約社員なのです。

このように、イメージが先行してデメリットになる1例があります。

研修が面倒

コントラクトMRの契約期間は1つのメーカーで1〜2年。

契約期間が更新されない場合は、次のメーカーへの派遣され、新たなメーカーに派遣される度、研修があります。

各メーカーによって、コントラクトMRの研修プログラムが違いますので、派遣先が新しくなる度に研修が億劫に感じてしまう人もいるかもしれません。

 

ちなみに研修は2週間で終わる会社もあれば、数ヶ月みっちりやる会社もあります。

職業を知人に説明しづらい

MRという職種だけで、MR未経験の人は理解し難いことなのに、

さらに派遣の仕事となると、説明のしにくさが増します。笑

一応、デメリットに挙げました。

 

契約期間中は辞められない

CSOがコントラクトMRに対して一番に感じている恐怖が

「契約期間中に辞められること」だからです。

 

契約期間中に辞めてしまうと、メーカーからの信頼がなくなってしまいますよね。

CSOは、派遣先から信頼をもらってなんぼの世界ですから、契約期間に辞められるのが一番困るのです。

だから、契約期間中に転職したい、仕事辞めたいと思っても、

辞められないのは一つのデメリットと言えるでしょう。

(契約期間中に辞めた人の話を聞き、超トラブルになったと聞きました)

 

メーカーMRからの転職だと年収が下がる

メーカーMRからの転職だと給料が下がる場合があります。

僕は、年収が750万円から700万円に下がりました。

コントラクトMRの年収を年齢別に公開!

年収、勤務地、担当地域、担当領域など、

キャリア選択を重視する際に優先順位は人それぞれなので、

どうしても年収を優先する場合は、デメリットになります。

(後発品メーカー、中小製薬メーカーからの転職だと一定、もしくは上がる場合も。)

未経験から、CSOに入社する場合だとほぼ確実に年収は上がります。

 

評価が2つ

コントラクトMRは、CSO側とクライアント(派遣先)の2つの評価があるからです。

だから、仕事のミスをしてしまうと、CSO側とクライアント側の目線を気にしなければなりません。

例えば、1つ書類提出が遅れるとメーカーの上司、CSOの上司にミスがバレてしまうのではないか・・・と感じることもあります。

周りの目が増えるというデメリットは、周りの目を気にしなければ済む話ですが、辛い人は辛いです。

 

プロジェクトが途中で終わる場合もある

外的要因のデメリットですが、メーカー側の都合でプロジェクトが勝手に終わることがある、と聞いたことがあります。

理由は、「コスト」の問題がほとんど。

自分が派遣されそうなメーカーがあれば、事前に情報収集をしておき、リスクに備えましょう。

 

不安定という「イメージ」

先日、Twitterにてこんなアンケートを取りました。

コントラクトのキャリアを視野に入れているかどうか、という質問でしたが、結果は7(視野に入れていないが7割、視野に入れているが3割。

視野に入れていない理由が「不安定そうだから」という理由でした。

確かに、「派遣MR」と捉えれば不安定になってしまうのも分かります。

しかし、現在はどこのメーカーに所属していようが、会社員であれば誰でも「自分の身は危険である」状態です。

むしろ、キャリア選択が豊富なCSOの方が未来が輝いているのは事実。(下記記事をご参考に)

コントラクトMRの将来性を考えてみた【直近のデータは明るい】

 

派遣先に慣れるまでがストレス

派遣期間が更新されずに、新しいメーカーへの派遣が繰り返されているとストレスになりますよね。

環境が変わる、というのは新しい刺激にもなりますが、例えば1〜2年で派遣先が変わり続けるのであれば、負担が大きくストレスになります。

だから、派遣先の更新をし続けるよう、メーカーから信頼をもらわなければいけません。

そして、信頼をもらうにはコンプライアンス違反をせずに、普通に仕事をすることです。

コントラクトMRのリプレイス事情【結論:違反や無努力が原因】

 

メーカーへの転籍のイスが減り始めている

最近、MRの人数の減少が始まっています。

そして、今後はもっと起こり得るだろうな、というのが市場予測。

コントラクトの派遣の求人も、全ては派遣先のメーカーに依存します。

メーカーからの需要がなくなれば、需要が減る分、転籍もし辛くなります。

だから、転籍は以前よりもやりにくくなっているという時代背景を踏まえましょう。

コントラクトMRの数が今後、増えるかもしれませんが、正社員MRの需要がアップするのかは分かりません。

 

まとめ【デメリットは優先順位】

では、まとめます。

1.契約社員と見られてしまう
2.研修が面倒
3.契約期間中は辞められない
4.大手メーカーMRからの転職だと年収が下がる
5.職業を知人に説明しづらい
6.周りの目が増える
7.プロジェクトが途中で終わる可能性がある
8.不安定という「イメージ」
9.慣れるまでがストレス(最初だけ)
10.メーカーへの転籍のイスが減り始めている

デメリットは全て自分の優先順位次第です。

例えば、「メーカーMRから移ると、待遇が悪くなる」というデメリットがあると感じる人もいますが、

勤務地が叶うなら待遇が下がっても良い、という人だっています。

本日は、10点ほどコントラクトMRならではのデメリットを述べましたが、

MRのキャリアの選択肢の一つになると思います。

【悲報】今後のMRは、コントラクトMRで成り立つ

こちらの記事で、コントラクトMRならではのメリットをご紹介しています。

○参考:コントラクトMRのメリットをまとめている記事


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CSO業界で気になる点がある人はご質問承ってますのでどうぞ。

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  • この記事を書いた人

西 雅貴(にし まさき)

【経歴】2015年3月に長崎大学を卒業し、新卒で塩野義製薬株式会社にMRとして入社。その後、2019年10月にコントラクトMRに転職し、1年間の勤務を経てMRからキャリアチェンジ。2020年からヘルステック(医療IT)企業へ入社し医療業界のDXに携わる。2023年5月ににしまファーマ株式会社を創業。 医療業界の転職支援に特化した人材紹介会社を経営しながら、YouTubeやSNSで医療業界の転職情報や転職ノウハウを発信中。 お問い合わせは下記までどうぞ。 m.nishi@nishimapharma.co.jp

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