CSOのプロジェクトマネージャーの仕事【コントラクトを管理する仕事です】

にしま
にしま
CSOのプロダクトマネージャーはどんな仕事なんだろう?先に知っておけば、少しでもキャリア選択の幅を広げられる。

 

こんな疑問に答えます。

先日、ブログ読者からCSOのプロダクトマネージャーについてご質問を頂戴したので、深堀します。

 

僕は現在コントラクトMRなので、プロダクトマネージャーの経験はないですが、見た感じこんな仕事をしてますと伝えることができます。

 

そもそも、プロダクトマネージャーは経営学の用語の1つであり、ウィキペディアによると、

プロダクトマネージャーとは経営学用語の一つ。企業においてマーケティング活動全般の権限と責任を持つ管理者を担当する職種を言う。

と書かれています。

ちょっと曖昧な表現ですね・・・。

 

簡単に言えば、CSOのプロダクトマネージャーとは

「コントラクトMRをマーケティングする仕事」

というイメージを持っていただくと分かりやすいと思います。

もう少し具体的に言うと、「コントラクトMRを管理する」仕事であり、

立ち位置的には、「コントラクトMRの上司」です。

1つのチームを管理する営業所長をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

中間管理職のようなものなので。

個人的に、収入の面から見れば割と美味しい仕事なのかな、とも思ったり。

 

では、仕事内容を深堀します。

【本記事の内容】
・プロダクトマネージャーの仕事内容
・プロダクトマネージャーのデメリット
・プロダクトマネージャーのメリット
【本記事の信頼性】
現役コントラクトMRが書いた記事

プロダクトマネージャーの仕事

念を押しますが、見た限りの情報でして体験しているわけではありません。

・コントラクトMRとクライアントの橋渡し
・コントラクトMRの業務管理
・担当プロジェクトの管理

僕が重要だと思っている仕事はこの3つ。

コントラクトMRと派遣先の橋渡し

コントラクトMRと派遣先をつなぐ仕事が超大事な仕事です。

CSOは、クライアントに信頼を貰ってなんぼの業界なので、クライアントからもちろん信頼をいただくことが必要です。

信頼構築にプロマネ(プロダクトマネージャー以下略)の存在が重要でして、プロマネはクライアントにコントラクトMRを推薦する役割があります。

CSOにコントラクトとして入社する場合は、

CSOの人事面接→クライアントとの面接→内定

という順序で選考が進みます。

(中には、クライアントとの面接がなくても、内定を出す会社もある)

プロマネは、クライアントとの面接時に同行し、面接を一緒に受けるという感じです。

にしま
にしま
一緒に行って何の意味があるの?

 

と思うかもしれませんが、派遣先の本音を聞けることにメリットがありますよね。

クライアント(派遣先)が面接を受けに来たコントラクトMRへの評価を本音ベースで聞けることもあるし、プロマネが推してくれることもあります。

 

コントラクトMRの入社を支援

また、コントラクトMRとして中途入社するときの支援も行っています。

僕が転職活動をしていた頃は、CSOのプロマネがわざわざ遠方から出向いてくれ、プロマネと面談をしました。

プロマネと面談をすることに、合否はあまり関係はしないのですが、クライアントにどのような人材なのかを伝える役割があります。

プロマネ側からしたら、移動が大変すぎるというデメリットがありますが、出張は割と楽しそう。

コントラクトMRの業務管理

コントラクトMRは上司がCSO側(プロマネ)とクライアント(派遣先の所長)の2人存在しているような感じです。

コントラクトMRは毎日の日報や、月報を提出しなければなりません。(会社によって違いますが)

この仕事は正直なくていいよな・・・なんて思ってたりもしています。(笑)

また、その他提出物の管理や、書類を管理します。

担当プロジェクトの管理

また、プロマネは1人1人が担当プロジェクトを複数持っています。

(※プロジェクト=製薬企業がCSOに出す求人のこと)

そして、そのプロジェクトにコントラクトMRが派遣されているわけですから、複数のプロジェクト並びにコントラクトMRを管理していることに繋がります。

 

プロマネのデメリット

※体験したことはないので、見た感じ「大変そうだな」と思うことを上げていきます。

【プロマネ側のデメリット】
・抱えるプロジェクトによって、仕事の大変さが変わる
・移動ばかりで鬼大変そう

プロマネをやっている人を見てのデメリットは上記です。

プロマネは、1人で複数のプロジェクトを抱えます。

大手メーカーを複数社抱える人もいれば、今後MRの人数を増やす予定のメーカーのプロジェクトを持つ人もいます。

特に、今後MR人員を増やすメーカーでしたら、採用の支援を行うので仕事量も人員の増加に伴い、プロマネの仕事も倍増します。

さらに、移動も倍増するので、純粋に移動が大変そう。

(台風なのに、わざわざ遠方へ移動している人もいたり。)

プロマネ次第でプロジェクト提案が変わる

どこの会社の求人が空くかのタイミング次第なのですが、

コントラクトMRは、ある程度プロジェクトの希望を伝えることができます。

聞いた話ですが、自分が希望する勤務地とは違うプロジェクトを提案されたりする例もあったみたいで、

ここはコントラクトMRとプロマネの信頼関係が必要かなと。

 

プロマネのメリット

【プロマネのメリット】
・製薬業界の人材トレンドの情報感度が高くなる
・年収が高い

プロマネには上記2つのメリットがあると考えてます。

 

製薬業界の人材トレンドの情報感度が高くなる

1人で複数のプロジェクトを抱えるプロマネは、各クライアントがどのような人材を求めているのか情報を把握することが容易ですよね。

もちろん、プロマネ同士の横のつながりもあるわけですから、製薬業界で求められる人材に関して情報感度が高くなります。

さらに、クライアントとの面談を重ねる中で、人脈も増えていくので、自分のキャリア選択も割と幅広かったりします。

 

年収が高い

30代後半の若い人もプロマネをやっているケースもあり、普通に年収が900万以上はもらってます。

高給のMRよりも、仕事をするだけで情報感度が高くなるし、人脈もつくし、年収も高いので割と美味しい。

競争率に関しては、すみません・・わかりません。

(たぶん多そう)

まとめ

では、まとめます。

プロマネの仕事は、

・コントラクトMRとクライアントの橋渡し

・コントラクトMRの業務管理

・担当プロジェクトの管理

上記の3つ。

コントラクトMRとクライアントの橋渡しにもなるし、もちろん社内でもプロマネの上司にどのコントラクトMRが有能なのかも話してるっぽいです。

だから、中間管理職いわば橋渡しとしての機能になっていると思ってます。


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  • この記事を書いた人

西 雅貴(にし まさき)

【経歴】2015年3月に長崎大学を卒業し、新卒で塩野義製薬株式会社にMRとして入社。その後、2019年10月にコントラクトMRに転職し、1年間の勤務を経てMRからキャリアチェンジ。2020年からヘルステック(医療IT)企業へ入社し医療業界のDXに携わる。2023年5月ににしまファーマ株式会社を創業。 医療業界の転職支援に特化した人材紹介会社を経営しながら、YouTubeやSNSで医療業界の転職情報や転職ノウハウを発信中。 お問い合わせは下記までどうぞ。 m.nishi@nishimapharma.co.jp

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