コントラクトMRにリストラはある?【結論:リストラは自責です】

にしま
にしま
コントラクトMRにリストラってあるのかな?コントラクトMRはMRと違って不安定って言われてるけど、実際はどうなの?

 

本日は、コントラクトMRのリストラ事情について答えていきます。

結論なのですが、コントラクトMRの場合、雇用される側が正社員、契約社員によって変わってくると思いますが、

リストラはほとんどないように思います。

そして、コントラクトMRにはリストラというか、リプレイスがあります。

○参考:コントラクトMRのリプレイスについて書いている記事はこちら

リプレイスとは、簡単に言えば派遣先から「人材を変えてほしい」と要望が出ることでありまして、要は派遣切りに近いです。

そして、このリプレイスもほとんどが自責でして、頻繁に起こっているものではありません。

恐らく、このリプレイス=リストラというように勘違いされている例もあるかと思います。

では、本記事でリストラについて触れていきます。

 

また、YouTubeでもメーカーMRからコントラクトMRに転職して感じたことを話してますのでぜひ参考にお願いします。

(いつも長時間かけて作ってるので、チャンネル登録していただけると死ぬほど喜びます。)

 

 

【本記事の信頼性】
現役コントラクトMRが書いた記事

リストラは、例外中の例外

実は、日本の正社員はかなり守られておりまして、整理解雇の4要件というものがあります。

(興味がある人は下記記事へ。)

○参考:正社員の整理解雇の4要件について

だから、そもそも正社員の場合、雇用がCSO(MRの派遣会社)であったとしても、リストラはよほどのことがない限りありません。

契約社員の場合

契約社員の場合でも、リプレイス(派遣先からの派遣切り)はあっても、CSO側ではほぼありません。

CSOの雇用には勤務地の兼ね合いで、契約社員の方もいます。

(コントラクトMR=全員が契約社員ということではありません)

○参考:コントラクトMRの勤務地事情について書いた記事

契約社員も、有期雇用なわけですから契約期間は会社側も雇用しなければなりません。

もし、リストラやリプレイスがあった場合

例外中の例外としてあった場合、何らかのトラブルがあります。(ほぼ確実に)

理由はほとんど自分にあるわけでして、どの会社も就業規則に記載されていると思いますが、以下が原因です。

・何日も無断欠勤

・セクハラやパワハラ

・会社の秘密を洩らす

など、上記の問題が摘発された場合に、解雇するか否かの議論が始まります。

だから、コントラクトMRはそのうちリストラされるからやばい職種だ・・

というのはイメージなわけです。

 

リストラ話はネタになる

コントラクトMRに限らず、

MR=大変 → リストラがあるのでは?

というイメージがまだあると思います。

あらゆるメディアでも話題になるし、特に早期退職もネタになりますよね。

2019年に早期退職を行った製薬会社一覧

 

「契約期間の更新なし」の場合がリストラと呼ばれている?

コントラクトMRのリストラのイメージは、会社との合意が取れなかったときのことを言っている場合が多いのではないでしょうか。

派遣先から更新がないというのは、理由として

「環境的要因」と「自責」の場合があります。

 

環境的要因

製薬会社がプロジェクトの募集をする理由は様々ありまして、例えば

・産休に入るからその間の期間の補充

・一時的な増員(新薬の発売)

上記理由であれば、長期雇用よりも短期雇用(2年間)になりますよね。

となれば、産休でお休みしていた方の復帰、新薬発売から時間が経ったのであれば、

そもそも人員が不要になります。

自責

こちらは、少しシビアな感じの表現ですが、派遣先がまだ人員補充をしたい場合であっても、不必要な人材であるならば、欲しいとは思いません。

その際には、残念ですがリプレイスがなされます。

【理由】
・仕事の怠慢が多すぎる
・コンプライアンス違反があった

プロジェクトが強制終了する場合もある!?

頻繁に起こっているわけではありませんが、プロジェクトが強制的に終了する場合もあると聞きます。

例えば、今回のコロナ騒動。

医療機関を物理的に回れないとか、人員の補充が急に不要になったとなれば、それは致し方のないことになります。

プロジェクトの強制終了に関しては事績ではないので、致し方ないこともあります。

 

解決策は「正社員雇用を狙う」

当たり前ですが、解決策は「正社員雇用を狙う」もしくは「メーカーへの転籍」しかありません。

未経験からの転職となると、いきなりの正社員は難しいですが、会社に正社員にするメリットがある人は正社員にしますよね。

後は、勤務地を全国転勤可にするかどうかの判断になります。

 

まとめ

本的にコントラクトMRに限らず、一方的なリストラは時代的にあり得ないと思います。

早期退職の募集という形ならまだしも、リストラは会社で定められている就業規則に反した時に解雇するかどうかが議論されます。

また、コントラクトMRの場合は、契約社員という雇用形態もあるので

更新がなかった場合のことがリストラとしてイメージされるのではないか、という結論です。

 

本日は、以上です。


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  • この記事を書いた人

西 雅貴(にし まさき)

【経歴】2015年3月に長崎大学を卒業し、新卒で塩野義製薬株式会社にMRとして入社。その後、2019年10月にコントラクトMRに転職し、1年間の勤務を経てMRからキャリアチェンジ。2020年からヘルステック(医療IT)企業へ入社し医療業界のDXに携わる。2023年5月ににしまファーマ株式会社を創業。 医療業界の転職支援に特化した人材紹介会社を経営しながら、YouTubeやSNSで医療業界の転職情報や転職ノウハウを発信中。 お問い合わせは下記までどうぞ。 m.nishi@nishimapharma.co.jp

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